レ・ティ・トゥ・ハン報道官

11日、ハノイで行われた外務省の定例記者会見で、「6月3日、アメリカはベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海における中国の主権に関する主張に反発するため、国連に公文書を送った」ことに対するベトナムの反応に関する記者団のインタビューに答えた際、ベトナム外務省のレ・ティ・トゥ・ハン報道官は次のように語りました。

「ベトナムは最近、国連の多くの加盟国がベトナム東部海域情勢に関する立場を示す文書を作成したことに関心を寄せています。これは国連加盟諸国がよく行っている活動の一つです。ベトナム東部海域に関して、ベトナムは常に明確で、終始一貫した立場があります。ベトナムはホアンサとチュオンサ両群島に対する領有権を示す歴史的、かつ、法的証拠を十分に持っていること、および、1982年の国連海洋法条約により定められた海域に対する合法的な権利を持っていることを再度強調しています。その理由で、この両群島に関して、ベトナムの許可を得ないまま実施しているすべての行為はベトナムの主権を侵害するものであり、価値のないものです。この海域の平和・安定・安全保障に貢献するため、中国を始め、関連各国は責任感を持たなければなりません。」