5日午後、ハノイ市内の政府本部で、ファム・ミン・チン首相は米国の大手テクノロジー企業NVIDIA社の共同設立者であるジェンスン・フアン社長兼最高経営責任者と会合を行い、ベトナムでのAI人工知能研究開発センター、およびAIデータセンターの設立に関するベトナム政府とNVIDIA社との協力合意書の調印式に立ち会いました。

会合で、発言に立ったチン首相は、同首相が2023年9月のアメリカ訪問の際にNVIDIA社を訪問してからの1年後に調印されたこの協力合意書が重要な節目であり、ベトナムを「NVIDIA社の第２の家」にしようとするジェンスン・フアン社長の強い決意とコミットメントを示すものであると確認しました。また、チン首相は、NVIDIA社がAI開発、技術移転、人材開発、データベース開発、クラウドコンピューティング、モノのインターネット、宇宙空間や海洋空間、地下空間の征服などの分野においてベトナムを支援していくよう希望しました。

一方、ジェンスン・フアン社長は、ベトナムは開発のための多くの潜在力や、インフラ、人材に恵まれていると確認するとともに、協力発展過程におけるベトナムの友人、パートナーになると確約しました。

なお、5日夜、ベトナム政府とNVIDIA社の代表者は、ベトナムにおけるAI人工知能研究開発センター、およびAIデータセンターの設立を公表しました。