(VOVWORLD) - ベトナムで7月1日から始まった行政改革が、今日で丸1カ月を迎えました。行政区分を63の省・市から34に再編し、二層制の地方行政モデルを導入したこの改革は、順調なスタートを切っています。
最も大きな変化は、住民の行政手続きが格段に便利になったことです。これまでの複雑なプロセスが簡素化され、特に画期的なのは、どこの行政機関でも手続きができるようになったことです。住民は居住地に関係なく、最寄りの役所で書類の提出や受け取りが可能になりました。
現地の住民からは喜びの声が聞かれています。
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「二層制の地方行政モデルの導入により手続きが簡素化されて、とても便利になりました」
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「役所では職員の方が親切に対応してくれるので、すべてがスムーズに進みます」
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「以前は県まで行かなければならなかった手続きが、村の役場でできるようになって本当に助かります」
7月28日の評価会議 |
この1カ月間、党と国家の指導部も各地を直接視察し、新体制の運営状況について住民や地方の意見を聞きました。7月28日の評価会議で、ファム・ミン・チン首相は次のように述べています。
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「二層制行政が始まって1カ月が経ちました。これまでの管理重視の行政から、住民のための積極的なサービス提供へと大きく転換することができました。職員の意識改革や手続きの見直し、設備の整備など様々な困難がありましたが、現在のところ基本的に順調に運営されています。もちろん、まだ解決すべき課題は山積みです。しかし『すべては国家と民族のため、すべては人民のため』という崇高な理念のもと、タイムリーで効果的な改善を継続していく決意です」