6日と7日、シドニーでタイン国会副議長はニューサウスウェールズ州議会、および政府の指導者と会見したほか、ベトナム総領事館を訪れ、同州に在住しているベトナム人の代表と懇親を深めました。

ニューサウスウェールズ州下院のグレッグ・パイパー議長との会見で、タイン副議長はニューサウスウェールズ州をはじめ、オーストラリアの企業にベトナムへの投資や長期的かつ安定的な事業を行うため、好ましい条件を提示するとともに、両国の地方間の協力や得意分野に関する経験共有を支持すると強調しました。また、貿易・投資、鉱物開発、ロジスティックス、クリーンエネルギー、低炭素化など、今後の具体的な協力分野を提案しました。

一方、パイパー議長はニューサウスウェールズ州とベトナムの各地方、およびオーストラリアとベトナムとの協力の潜在力が非常に大きいとの見解を述べるとともに、ベトナム国会代表団の訪問はベトナムとオーストラリア、中でもベトナムの各地方とニューサウスウェールズ州との文化・経済交流の促進に貢献するとの確信を示しました。

他方、同州上院のロドニー・ジョン・ロバーツ副議長との会見で、タイン副議長は同州に対し、ハイテク・アグリカルチャーや地域および世界のサプライチェーンにおける農産物、食品、飲料のバリューチェーンの構築に関する経験共有やベトナムの医薬品および健康食品産業向けの原材料製造への投資を奨励するよう提案しました。

一方、ロバーツ副議長は農業分野に関する情報や経験、および先端技術をベトナムと共有する意向があると強調しました。

その後、タイン副議長はシドニー駐在ベトナム総領事館を訪れました。7日、タイン副議長はニューサウスウェールズ州在住ベトナム人の代表と懇親を深めました。