中国の土砂崩れ、不明91人に…「人災」強まる



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(写真:AFP)

中国南部・広東省深セン市光明新区で20日に発生した大規模な土砂崩れを巡り、中国メディアは21日、行方不明者が91人に上ると報じました。

地元当局は現場に約2000人を投入、懸命の捜索を続けています。大量の土砂の直撃を受けたのは、事務所や従業員用の宿舎など30棟以上がある工業団地の一角です。このうち20棟以上が土砂に埋もれているとみられます。

中国政府によると、土砂崩れの原因は建設残土など人工の盛り土が崩れたためで、自然の山肌は崩落していないといいます。このため、「あからさまな人災だ」(北京青年報)などの指摘が出ており、現場管理に問題があったとの見方が強まっています。

中国メディアによりますと、土砂崩れが発生した現場はかつては採石場でしたが、昨年からは残土置き場として使われるようになったといいます。積み上がった残土などの高さは約100メートルにも達し、不安定な状態になっていたとみられます。

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