ザン国防大臣　洪水被災者に必需品

 同委員会によりますと、22日の時点で、ベトナム祖国戦線中央委員会・中央救援運動委員会を通じて寄せられた義援金や物資は、総額で1兆4,000億ドン（およそ5,500万ドル）を超えています。祖国戦線システム全体では、これまでに2兆8,000億ドン（およそ1億700万ドル）が集まり、被災者支援に充てられています。

これまで同委員会は、全国23の被災地に対し、9回にわたって総額6,780億ドン（約2,600万ドル）を配分してきました。また、各団体や組織からは、1,180億ドン余り（約450万ドル）が直接、各地方へ届けられています。
一方、東北部クアンニン省の支援団は22日夜、ラムドン省に対し、500億ドン（約190万ドル）と30トンの支援物資を届けました。ハイフォン市も、ダクラク省に400億ドン（約150万ドル）を支援しています。

支援物資を運ぶ

さらに、クアンニン省モンカイ市のボランティア団体「慈善人愛クラブ」の代表、グエン・ティ・フオンさんは次のように話しています。

（テープ） 
「皆さんも報道などでご存じの通り、中部地方は今回の豪雨・洪水で非常に深刻な影響を受けました。私たちは10時45分に支援を呼びかけ始めましたが、12時にはすでに最初の支援車がモンカイ市を出発し、ハロン市、そして省祖国戦線委員会へと向かいました。クアンニン省全体の善意を、被災地の皆さんに届けたいという思いで動いています」
農業・環境省の最新の報告によりますと、23日午前までに今回の豪雨・洪水による死者は102人に上り、経済損失は9兆ドン（およそ3億4,500万ドル）に上っているということです。