仏・ポーランド、安保協力強化で条約 ロシアを念頭に脱・米依存へ

(VOVWORLD) - これまでポーランドは、主にアメリカから軍備を調達してきましたが、ヨーロッパ全体の防衛能力を底上げする観点から、フランスの防衛産業との連携も進めていく方針です。
仏・ポーランド、安保協力強化で条約 ロシアを念頭に脱・米依存へ - ảnh 12025年5月9日、フランス東部ナンシーで、条約署名後に写真撮影に応じるフランスのマクロン大統領(右)とポーランドのトゥスク首相(写真:AP)

フランスのマクロン大統領とポーランドのトゥスク首相は9日、フランス東部ナンシーで、安全保障分野を中心とした包括的な協力を強化するための2国間条約に署名しました。領土的な野心を示すロシアに対抗し、ヨーロッパ防衛におけるアメリカへの過度な依存からの脱却を目指すねらいがあります。

この条約では、他国からの攻撃を受けた場合に「相互に軍事支援を行う」と明記されていて、フランスの核抑止力の適用範囲をポーランドにまで広げる可能性も視野に入れているとみられます。

これまでポーランドは、主にアメリカから軍備を調達してきましたが、ヨーロッパ全体の防衛能力を底上げする観点から、フランスの防衛産業との連携も進めていく方針です。(時事通信)

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