民族宗教省は20日、7月19日までに全国で26万6500戸以上の仮設住宅や老朽住宅の撤去が支援されたと発表しました。これは、今月8日時点の統計からおよそ2000戸の増加となっています。

これに先立ち、16日には政府事務局が、全国の仮設住宅・老朽住宅の撤去に関する中央指導委員会第6回会議でのファム・ミン・チン首相の結論を通知として公表しました。通知によりますと、各省庁、中央機関、地方行政府は、8月31日までに全国での仮設住宅・老朽住宅の撤去完了を目指し、特に戦没者遺族や革命功労者の住居支援を優先する方針です。

旧ロンアン省タインホア県の多くの団体、仮設住宅や老朽住宅の解消を住民に支援（写真：nhandan.vn）

チン首相は、仮設住宅・老朽住宅の撤去は極めて重要な政治的課題であり、ヒューマニズムに根差したものだと強調しました。これは、党と国家が国民に寄り添い、英雄、戦没者、革命功労者への感謝の気持ちを具体的に表す取り組みでもあるとしています。

そして、各省庁や地方行政府に、この活動を引き続き全国で力強く推進するよう呼びかけています。