(VOVWORLD) - 24日午後、ハノイの政府庁舎で、ベトナムのファム・ミン・チン首相は国防省および関係省庁と会合を開き、2026年の軍事・国防任務、とりわけ国防産業の発展を重点課題として協議しました。
会合の様子(写真:VOV) |
首相は、今後も世界情勢が複雑で予測困難な展開を続けると指摘しました。そのうえで、軍は陸上、海洋・島嶼、空域、サイバー空間を含む国家の独立、主権、領土の一体性を確実に守る必要があると強調しました。
来年に向けては、革命的で正規、精鋭かつ近代的な軍隊の建設に注力するとともに、国防外交を柔軟かつ効果的に展開し、国防産業や後方支援、技術分野において自立・自主・自強の方針を発揮するよう求めました。
ベトナムのファム・ミン・チン首相(写真:VOV) |
また首相は、国防産業の継続的な発展の重要性を改めて強調し、兵器・装備の近代化とハイテク化、国防と民生の双方に活用できる軍民両用製品の開発を推進する考えを示しました。さらに、科学技術および国防産業の発展に関する政治局決議第57号や、政府および中央軍事委員会の各決議を効果的に実施するとともに、基盤技術や中核技術を中心に、民間部門を含むあらゆる経済主体の参画を促す必要があると述べました。
首相は、軍が今後も新技術の開発や各種装備・兵器の開発において先頭に立ち、祖国防衛に資する役割を果たし続けるとの期待を示しました。