(VOVWORLD) - 28日、ホーチミン市で、ベトナムの拷問等防止条約履行に関する第二回国家報告書を紹介する国際シンポジウムが開催されました。このシンポジウムは、ベトナム公安省の対外局と法律・行政改革局、(UNDP)国連開発計画ベトナム事務所の共催により行われました。
シンポジウム |
シンポジウムで、グエン・バン・キー公安省対外局副局長は、2015年3月17日に拷問等防止条約の加盟国となって以来、ベトナムは条約に基づく義務を履行してきたと説明しました。その重要な任務の一つが、国家報告書の作成と保護です。
公安省はこれまでに3回、条約委員会に報告書を提出しており、最新のものが第二回拷問等防止条約の国家報告書です。現在、ベトナムはこの報告書のプレゼンテーションと説明に関する同委員会の通知を待っている状況です。
グエン・バン・キー副局長によりますと、国家報告書の作成と保護は、拷問等防止条約の加盟国としての責任と努力を示す重要な任務です。さらに、第二回国家報告書の内容の広範な普及と、条約実施における人権保護の研究も重要であり、条約の内容とベトナムの実施努力を広めることに寄与するとしています。
シンポジウムの枠組みでは、各部門の専門テーマにより、拷問等防止条約の実施に関する有益な情報が提供されました。具体的には、条約に関する意識向上教育、効果的な条約実施のための法律の改善、一時拘留および収容中の人権保護措置、拷問を受けない権利を確保する司法手続き、人権に関する国際的な誓約の実施などについて議論されました。