日本防衛白書、中国軍活動を強く懸念 2025年版、朝鮮が最新鋭兵器開発

(VOVWORLD) - 中国軍に関しては、2024年8月に情報収集機が長崎県の男女群島沖で領空侵犯したことや、同年9月には空母が日本の領海近くを航行したことなど、相次ぐ活動を記載しています。
日本防衛白書、中国軍活動を強く懸念 2025年版、朝鮮が最新鋭兵器開発 - ảnh 12025年版防衛白書(写真:NHK)

日本の中谷元・防衛大臣は15日の閣議で、2025年版の防衛白書を報告しました。中国の軍用機や海軍の空母による日本周辺での活動が拡大しているとして、「わが国の安全に深刻な影響を及ぼし得る状況で、強く懸念している」と表明しました。

また、朝鮮民主主義人民共和国が極超音速兵器という最新鋭技術を用いた兵器を開発していると分析し、複数の種類の弾頭が確認されているとして、「射程や飛翔の態様が異なる兵器を開発し、相手の対応を複雑化させることを企図している可能性がある」と指摘しました。

中国軍に関しては、2024年8月に情報収集機が長崎県の男女群島沖で領空侵犯したことや、同年9月には空母が日本の領海近くを航行したことなど、相次ぐ活動を記載しています。

また、海警局との連携を強化し、武力攻撃には至らない範囲で現状変更を試みる、いわゆる「グレーゾーン事態」における作戦能力の向上を図っていることへの警戒感を示しました。さらに、台湾統一に向けても海警局の役割を重視している可能性にも言及しています。

加えて、運用可能な核弾頭の保有数については、2024年時点で600発を超えており、2030年までに1,000発を超え、2035年まで増加し続ける可能性があると指摘しました。(共同通信)

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