核安全保障サミット共同宣言を採択

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 53カ国の首脳らと国際機関の代表が参加し、核テロ防止策などを話し合う第2回核保安サミットは2日目の27日、本格的な討議に入りました。

 会議の冒頭、韓国のイ・ミョンバク大統領は、世界に1600トンの高濃縮ウランと500トンのプルトニウムがあるとして「過度にある核物質を速やかに最小化し、究極的にはすべて廃棄(はいき)することが根本的な解決策だ」と訴えました。

 2年前の第1回サミットを主催した米国のオバマ大統領は「より多くの核物質がテロリストらの手に落ちなくなった」と成果を強調しました。一方で「手のひら1杯の核物質で数十万人を殺害できる状況は変わらない」と、さらなる取り組みの必要性も指摘しました。

 27日夕方、同サミットは核物質の削減や流出への対応強化、東京電力福島第一原発事故を受けての原子力施設の安全対策の必要性などを盛り込んだ共同宣言を採択し、閉幕しました。

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