米中、貿易協議枠組みの設置で合意 米財務長官「実質的な進展」
(VOVWORLD) - 中国側の代表を務めた何立峰副首相は、記者会見で「相違をなくし、協力を深化させる基礎を築くための一歩を踏み出した」と述べたうえで、「両国経済・貿易関係で新たな発展につなげていくことを期待する」と語りました。
スイス・ジュネーブで行われたアメリカと中国の経済・貿易協議は、11日までの2日間の日程を終え、協議の枠組みを新たに設置することで合意しました。中国国営の新華社通信が伝えたもので、今後は具体的な問題について対話を継続する見通しです。
アメリカ側から出席したスコット・ベッセント財務長官は「生産的だった。実質的な進展があった」と述べ、成果を強調しました。ベセント氏とともに協議に参加したアメリカ通商代表部(USTR)のグリア代表も「迅速に合意したことが重要だ。両国の相違点は、考えていたほど大きくなかった」と述べました。
中国側の代表を務めた何立峰副首相は、記者会見で「相違をなくし、協力を深化させる基礎を築くための一歩を踏み出した」と述べたうえで、「両国経済・貿易関係で新たな発展につなげていくことを期待する」と語りました。
新華社によりますと、両国は12日に共同声明を発表する予定です。(時事通信)