米中通商協議2日目、米高官ら「順調」 11日まで延長の可能性も

(VOVWORLD) - 米中の通商問題を巡る2回目の閣僚級協議に出席しているアメリカの交渉担当者らは、2日目となった10日、交渉が順調に進んでいるとした上で、3日目に及ぶ可能性もあると明らかにしました。
米中通商協議2日目、米高官ら「順調」 11日まで延長の可能性も - ảnh 12025年6月10日、米中通商協議2日目を前に、ロンドンのランカスターハウスに掲げられたアメリカと中国の国旗(写真:REUTERS/Toby Melville)

ベセント財務長官は、事前に予定されていた議会証言のためアメリカに戻るとしていますが、グリア通商代表(USTR)とラトニック商務長官は、必要に応じて中国代表団との協議を継続すると述べました。

ラトニック長官は、交渉は順調に進んでいるとした上で、10日夜に終了することを期待していると述べました。ただし、必要であれば11日まで延長される可能性があるとの見方も示しました。

「協議は非常に順調に進んでいると思う。われわれは多くの時間と労力を費やしており、全員が緊密に連携して取り組んでいる」と記者団に語りました。

ベセント長官も、生産的な協議が行われており、現在も継続中であると述べました。

協議は交渉担当者らの休憩を挟み、現地時間の午後8時ごろ(1900GMT)に再開されました。この日の協議も5時間以上に及びましたが、詳細は明らかにされていません。

ホワイトハウスの当局者も「順調に進んでいる」としていますが、詳細については言及しませんでした。

この協議は、中国によるレアアース(希土類)輸出規制を巡って、両国の関係に新たな亀裂が生じる恐れがある中で、9日にロンドンで始まりました。

戦略国際問題研究所の貿易専門家であるウィリアム・ラインシュ氏は、協議の長さは交渉の難しさを示している可能性があると指摘しました。

「私の見方では、トランプ大統領は自分のチームが何か自慢できる成果を持ち帰れるかを非常に気にしており、中国側はこれに抵抗しているようだ。とはいえ、最終的には何らかの合意に達すると予想しており、その内容に関係なく、トランプ大統領はそれを『大成功』と呼ぶだろう」と語りました。(ロイター)

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