イエレン米財務長官（写真：ロイター）

イエレン米財務長官はこのほど、イタリア中央銀行のビスコ総裁と会談し、低所得国への支援や、新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）終息、力強い世界経済の回復実現、気候変動問題への取り組みに向け、２０カ国・地域（Ｇ２０）議長国であるイタリアと緊密に連携する方針を伝えました。財務省が声明を発表しました。

Ｇ２０は２６日にオンライン形式で財務相・中央銀行総裁会議を開催しましす。

イタリアの当局者によりますと、同国は低所得国の支援に向け、国際通貨基金（ＩＭＦ）の特別引出権（ＳＤＲ）を新たに５０００億ドル分発行する案への支持を呼び掛ける方針です。トランプ前米政権はこの案に反対していました。（ロイター）