米関税 EUとメキシコは30% EU「必要なら対抗措置」
(VOVWORLD) - アメリカのトランプ大統領は、ヨーロッパ連合(EU)とメキシコに対し、8月1日から30%の関税を課すと表明しました。
2025年7月12日、アメリカのドナルド・トランプ大統領がEUおよびメキシコからの輸入品に対し30%の関税を課すと発表した後、メキシコのシウダーフアレスにあるイスレタ・サラゴサ国際橋を通ってアメリカに入るトラック(写真:REUTERS/Jose Luis Gonzalez) |
トランプ大統領は12日、SNS上でEUとメキシコに宛てた書簡を公開しました。
EUに対しては、貿易赤字の是正を理由に、4月に示していた20%の関税案を引き上げ、30%を課すとしています。
メキシコに対しては、アメリカへの合成麻薬の流入を防ぐ対策が不十分だとして、これまで3月から課していた25%の追加関税を、30%に引き上げるとしています。
一方で、EUやメキシコが譲歩すれば、関税率を引き下げる可能性があるとも述べています。
これに対し、EUのフォンデアライエン欧州委員長は声明を発表し、「8月1日まで協議を続ける」としたうえで、「必要であれば相応の対抗措置を講じる」と述べました。(テレビ朝日)