タム大使（左）とビーズリー州総督

訪問中、タム大使は州の要人と精力的に会見を行いました。マーガレット・ビーズリー州総督、グレッグ・パイパー州下院議長、ロビン・プレストン州議会野党副党首、アンドリュー・ベル州最高裁判所長官、スティーブ・ワン州技能・職業教育・訓練・高等教育担当長官らと面会し、意見交換を行いました。

これらの会見で州当局者たちは、オーストラリアとベトナム間の議会および司法協力の重要性を強調しました。特にプレストン州議会野党副党首は、議員交流と両国関係発展の推進力について高い関心を示しました。また、州議会の指導者たちは両国の議員友好協会の役割を高く評価しました。

教育分野では、タム大使がシドニー大学とシドニー工科大学を訪問しました。両大学の代表者は、ベトナム人留学生の優れた能力と勤勉さを称賛するとともに、彼らの学習環境や生活支援に配慮していると述べました。

さらに同大使は、イラワラ水素センター、シドニー統合交通システム（SCATS）、ヒルリッジ技術会社、レイデル機能性食品製造会社など、先端技術や産業の現場も視察しました。

また、ニューサウスウェールズ州在住のベトナム人コミュニティ代表者との交流の機会も設けられ、幅広い分野での関係強化が図られました。

この訪問を通じて、ニューサウスウェールズ州がオーストラリアとベトナムの協力関係において重要な役割を果たしていることが改めて確認されました。