(NHK)ラオスを訪れている稲田防衛大臣は、16日、ASEAN=東南アジア諸国連合の10か国の国防相らとの会合に出席しました。
冒頭、議長国ラオスのチャンサモーン国防相が、「日本とASEANの協力は深化しており、日本はこの地域の平和と安定の構築、推進に、重要な役割を担っている」と述べました。
また、稲田大臣は、「アジア太平洋地域では、朝鮮半島や東シナ海、南シナ海を含めて安全保障環境が厳しさを増しており、1国のみでは対処できない」と述べ、引き続き、ASEANとの連携を強化していく考えを示しました。
そして、会合では、中国の海洋進出を念頭に、日本が、国際法のセミナーを新たに開催するほか、海洋での情報収集や警戒監視の能力を高める支援を重点的に行っていくことなどを通じて、日本とASEANの防衛協力を強化していくことを確認しました。
稲田防衛大臣は、会合のあと記者団に対し、「南シナ海などの情勢を踏まえ、法の支配や紛争の平和的解決の重要性で一致した。南シナ海を守ることは東シナ海を守ることにつながり、ASEANの国々には、それぞれの立場はあるが、日本側から、一緒に能力を上げて、価値観を共有していく具体的な方向性を示したので、今後、防衛協力を充実させていきたい」と述べました。