韓国憲法裁、法務長官弾劾審判の初弁論 尹大統領の審判宣告日発表の可能性も
(VOVWORLD) - 韓国の朴性載(パク・ソンジェ)法務部長官の弾劾審判の初弁論が18日に行われます。憲法裁判所は、早ければこの日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の弾劾審判の宣告日も発表するとみられます。
韓国の憲法裁判所(写真:時事通信) |
法曹界によりますと、憲法裁はこの日午後2時、大審判廷で朴長官の弾劾審判に関する第1回弁論を開きます。訴追委員の鄭清来(チョン・チョンレ)国会法制司法委員長と朴長官、双方の代理人団が出席する見通しです。
憲法裁は、双方の主張を聞き、採択された証拠を調査します。証人尋問など追加の手続きが必要でなければ、この日のうちに弁論を終結する可能性もあります。
朴長官は、尹大統領による「12・3非常戒厳」宣言前の国務会議に出席し、意思決定の過程に関与したとされる理由で、昨年12月12日に国会で弾劾訴追されました。
また、先月25日の弁論終結後、宣告を待つ段階となっている尹大統領の弾劾審判についても、早ければこの日に宣告日が発表される可能性があります。
憲法裁は、今回の事件のように定期宣告日とは別に特別期日を指定して宣告する場合、通常2、3日前に当事者へ通知してきました。
尹大統領の審判では、宣告後の混乱を防ぐため、警察やソウル市、鍾路(チョンノ)区庁などと協議が必要とされます。憲法裁が20日または21日に審判を宣告する場合、遅くとも19日までには宣告日を告知するという見方もあります。一方で、裁判官が結論を出せず、19日までに宣告日が決まらなければ、審判の宣告は来週以降に持ち越される可能性もあります。(中央日報)