ゴックチエン村には、キン族のほか、モン族、ラハ族、タイ族などの少数民族が暮らしており、豊かな自然と、独自の伝統文化が残っています。ゴックチエン村に行くためには標高およそ2000メートルのサムシップという山を越えなければなりません。ゴックチエン村には温泉もあります。

ゴックチエン村（写真： baosonla.org.vn）

ゴックチエン村を訪れる観光客は水車を眺めながら、谷川の音に耳を澄ませ、心穏やかなひとときを過ごすことができます。稲の収穫期にこの村を訪れるならば、見事な棚田を存分に堪能できます。ハノイからの観光客ホアン・トゥイ・ズンさんは次のように語りました。

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「ゴックチエン村を訪れるのは今回が初めてです。ここに来て、この村の手つかずの美しい自然の風景に驚きました。地元の人々はとても親しみやすい人々です。彼らは村の美しさを詳しく紹介してくれました。村人は皆、観光ガイドにでもなったかのようです」

ゴックチエン村は恵まれた美しい風景のほかに、木造家屋、石造の壁や門、花で飾られた小道があり、観光客を虜にしています。ゴックチエン村にある宿泊施設はいずれも西北部山岳地帯のユニークな建築様式をしています。この村の殆どの家は石と木材で門を作ります。ゴックチエン村に住むロ・バン・フォイさんは次のように語りました。

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「自分たちで立派な門のデザインをし、門の材料にするための石を谷川から拾ってくるのです。家の壁もレンガではなく、石を使っています。門には花を飾ります」

ゴックチエン村は一年中涼しく、ベトナムの有名な避暑地に例えられ、ソンラ省におけるサパ、ダラットと言われています。ゴックチエン村の共産党委員会のブイ・ティン・シ委員長は次のように語りました。

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「ゴックチエン村は他の地方にない独自の観光商品を開発することに取り組んでいます。私たちは伝統文化を観光開発に活かすことにしました。そのため、私たちは伝統文化の維持、保存に力を入れているのです」

ゴックチエン村の手つかずの自然と親しみやすい地元の人々は多くの観光客を魅了しています。この村を一度でも訪れるならば、必ず戻ってくることでしょう。