南部ドンナイ(DongNai)省を始めとする各地方では、慈善活動はカトリック教徒の強みとなっています。現在、ドンナイ省にはおよそ87万3千人のカトリック教徒がいます。この地のカトリック教徒による愛国競争運動の主要な活動は、社会博愛と飢餓一掃貧困解消ということです。2007年以来、同省にある全ての教区は数百軒のチャリティハウスの修理と建設、身体障害児と孤児の養護、自然災害の被災者、飢餓一掃貧困解消などの活動を行いました。

ドンナイ省カトリック教団結委員会委員長のチャン・スアン・タオ神父は次のように語りました。

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「ドンナイ省のカトリック教徒らは、積極的に慈善活動に参加しています。特に、彼らの慈善活動への寄付金は毎年増加しています。その他、彼らは農村部での交通道路の建設や、非識字撲滅運動、貧しい生徒への奨学金の支給などにも参加していますよ。」

その一方で、ドンナイ省のカトリック教徒らは17箇所の身寄りのないお年寄り、身体障害児の養護施設、14箇所の慈善診療所を設立しています。ビエンホア市タンビエン区にある慈善診療所の一つ担当者ボナ・グェン・マイン・ホアン修士は次のように明らかにしました。

(テープ)

「我が診療所は週に4日開業しています。貧しい患者は無料で診ています。患者が多い時は一日およそ60人にのぼりますよ。少ない時でも20～30人ぐらいでした。入院中の貧しい患者は昼食と夕食の一日2食が無料提供されます。その他、ベッドの費用も補助されます。」

この数年間、ドンナイ省のカトリック教徒らは向学運動や現地住民の健康増進活動にも配慮しています。

スアンロック教区のJusseグェン・バン・ウイ神父は次のように語りました。

(テープ)

「私たちは孤児院や、老人ホーム、人道的診療所の他、政府の許可を受けて、職業訓練学校を建設する計画です。この職業訓練学校は高校学校や大学に進学できない貧しい生徒を受け入れます。」

ドンナイ省のカトリック教徒らによる慈善活動は省内の経済社会、文化発展に大きく寄与しています。