連携・連鎖型による養蜂で富を築いたソンラ省フォンライ村民たち
(VOVWORLD) -近年、北部山間部ソンラ省トゥアンチャウ県フォンライ村の住民は、連携・連鎖型によりミツバチ飼育の開発に成功しました。これにより、村民たちは、豊かな生活を送れるようになっています。
フォンライ村における養蜂は数年前からはじまりましたが、自発的に行われていました。近年、森林、丘陵、果樹園などの強みを活用して、養蜂業者は互いに連携して、13 人のメンバーからなるオン フォン ライ養蜂協同組合を設立しました。
組合員たちは小規模かつ自発的にミツバチを飼育するのではなく、一カ所で大規模なミツバチの飼育をしています。これまでに、協同組合は、およそ1000ものミツバチの群れの飼育を行っています。その年収は、約10万米ドルに達しています。
グエン・バン・タイン組合長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「組合員全員は養蜂の経験が豊富です。これは組合の強みと利点です。協同組合が設立されてから、Vietgap=ベトナム安全農産物生産基準に沿って、生産活動を行っています。現在、当協同組合はブランディングを済ませました。 これまで、フォンライ養蜂協同組合のハチミツ製品は国内市場に登場し、多くの人に知られてきました」
ミツバチの自然飼育や、適切な手順に従ってハチミツの採取と保管を行うことによりハチミツの品質が高いです。共同組合のハチミツ製品は、香り、見た目の美しさで消費者から高い評価を得ています。ファム・スアン・ソンさん一家は、トゥアンチャウ県でミツバチを飼育した最初の家族の一つです。
20年以上の経験を持つソンさんは、養蜂には多額の資金は必要ないが、ハチミツの採取量と品質の適正化を図るために、ハチミツの生産工程はVietgap基準を遵守しなければならないと明らかにしました。
(テープ)
「これは、養蜂の環境は、常に衛生管理が徹底していなければなりません。たとえば、農薬を散布する果樹園から巣箱の距離を確保することなどです」
高品質のハチミツ製品を出荷できるように、協同組合は 組合員全体に対してVietGAP 基準に従った生産プロセスに関する認識を伝えたり、疫病対策や、ハチミツの採取、加工、保管の方法などに関する研修を行いました。
組合員であるグエン・バン・トアンさんは次のように述べています。
(テープ)
「当協同組合のハチミツは採取された後、脱水されます。その後、トレーサビリティスタンプが貼られたボトルや瓶に詰められます。この製品は VietGap 基準を満たしているほか、現在 OCOP=一村一品製品としても認定されています」
この協同組合は年間平均 60 トンのハチミツを採取します。5 年以上の運営を経て、フォンライ養蜂協同組合はトゥアンチャウ県でハチミツの養蜂を発展させる典型的な協同組合となっています。養蜂から、ハチミツの採取、加工、消費などの工程は連携・連鎖型で行われることにより、ソンラ省トゥアンチャウ県における農業生産、とりわけフォンライ村での養蜂の持続可能な開発、村民の豊かな生活作りに貢献しています。