ソンラ省の実業家 農産物の輸出を促進

(VOVWORLD) -  ソンラ省は国内最大となる果樹や農作物栽培面積を有し、この数年、国内外の市場に農産物を次々に出荷しています。
ソンラ省の実業家 農産物の輸出を促進 - ảnh 1(写真:VOV)

こうした成果は農産物の生産、加工、消費、輸出に対する地元の実業家、企業の精力的な取り組みによるもので、ソンラの省の農産物の価値向上やブランド力の向上に貢献しています。

およそこの20年間、マイソン県のチュオンマイ貿易サービス有限会社のグエン・ビック・ゴック社長はソンラ省の共同生産組合や農民と力を合わせ、地元の農産物を国内市場をはじめ、中国、オーストラリア、アメリカなどにも出荷しています。同社はソンラの省の12の県や市の共同生産組合、および農民と連携して、毎年、数十万トンのトウモロコシやタピオカ、数千トンの果物を購入、出荷しています。新型コロナウイルス感染症が大流行していた時期にも同社は農産物の販売促進を支援していました。2021年に3千トンあまりのマンゴー、およそ5百トンの竜眼を輸出しました。ゴック氏は次のように話しました。

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「できる限り、市場、人材面での能力を活かし、農民を直接、支援してきました。2021年の竜眼の収穫期に、国内市場はほぼ凍結されていましたが、地方行政当局の適切な支援策により、我が社は農民と力を合わせ、竜眼を乾燥させ、付加価値の向上に努めたほか、Eコマースプラットフォームで販売しました」

一方、ソンラ省のコーヒー共同生産組合ビックタオ社のグエン・スアン・タオ社長は地元の主力農産物であるコーヒーの価値向上を目指し、新品種の栽培や加工への先進技術の導入を促進し、800戸の農家と連携し、コーヒーの原材料生産地域の開発に取り組み、多様な製品を生産しています。タオ氏によりますと、2017年の設立以来、同社は農民に基準を満たす有機コーヒーの生産を働きかけ、高品質なコーヒーを国内市場をはじめ、欧州諸国やアメリカなどに大量出荷し、地元のコーヒーのブランディングに貢献し、コーヒー栽培業者に高い収入をもたらしています。タオ氏は次のように語りました。

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「ソンラ省のコーヒーのブランドづくりを目指し、共同生産組合を設立しました。我が社は 科学者から技術移転を受け、工場や温室などの建設に投資し、食品安全衛生を確保し、厳しい市場の基準を満たすことに注力しています。これは国内外の市場から高評を得て、栽培業者と輸出企業に利益をもたらしています」

ソンラ省の実業家 農産物の輸出を促進 - ảnh 2(写真:VOV)

ソンラ省の果樹栽培面積は国内で2番目となり、いくつかの農産物の栽培面積や収穫量、輸出額は西北部と北部丘陵地でトップに立ち、17品目の農産物は21の国と地域に輸出されています。こうした目覚ましい成果には産業界の小さくない貢献があるとみられます。ソンラ省企業協会のグエン・クォク・カイン会長は次のように明らかにしました。

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「当協会と産業界は地方行政当局の指示に従って、農産物の前処理、加工、保管への投資に参加してきました。また、農業部門や農家とともに地元の農業開発、中でも果樹栽培を促進しています。今後、我々は共同生産組合の農産物消費の連結プログラムを具体化させ、生産、加工、消費、輸出における農民・共同生産組合・企業の連携を図ります」

一方、ソンラ省人民委員会のグエン・タイン・コン副委員長は地元の農産物の生産、加工、消費への産業界の貢献を評価し、次のように語りました。

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「共同生産組合や企業の存在がないと、生産業者はただ、普通のやり方で売買を行います。協同生産組合や企業は農産物の生産、加工、消費でけん引役を務め、持続可能な生産チェーンを作り出します。また、加工に近代的な技術を導入し、高品質な製品を生産します」

ソンラ省は西北部のハイテクアグリカルチャー開発や農産物加工中心地へと成長する方針を打ち出し、投資誘致に力を入れており、農産物加工輸出企業に好ましい条件を提示しています。これにより、ソンラ省をはじめ、西北部の農産物のブランドアップが図られるでしょう。

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