バリア・ブンタウ省のFDI誘致

(VOVWORLD) - 南部バリア・ブンタウ省は深水港や産業、観光開発、整備された交通インフラにより、多くの投資家を引き付け、ベトナムにおいて常にFDI=外国直接投資誘致上位地方に入っています。
2022年、バリア・ブンタウ省は投資総額が7億2500万ドルにのぼる新規のFDIプロジェクトや増資プロジェクト計42件、13億ドルを超える国内の新規投資プロジェクと増資プロジェクト56件に許可証を発給しました。
年末までに、同省で行われる予定のFDIプロジェクトは446件、投資総額は302億ドルを超え、国内投資プロジェクトはおよそ700件で、投資総額は150億ドルを超える見込みです。これにより、2022年のバリア・ブンタウ省のFDI誘致は国内4番目に立っています。
バリア・ブンタウ省のFDI誘致 - ảnh 1バリア・ブンタウ省計画投資局のグエン・タン・クオン副局長=baobariavungtau.com.vn

同省には総面積8500ヘクタールを超える15か所の工業団地があり、その中の13か所には電気・ガス、冶金、機器、造船、化成品、建設資材、肥料生産企業が入っています。長年にわたり、バリア・ブンタウ省はアメリカ、カナダ、イギリス、韓国、日本、台湾、タイなどの企業の有力な投資先です。

同省計画投資局のグエン・タン・クオン副局長は次のように語りました。

(テープ)

「投資環境の改善、企業の支援、インフラ整備に尽力した結果、たくさんの投資プロジェクトを誘致してきました。また、新型コロナウイルス感染症の流行中にも地方行政府は常に企業を支援し、関係機関は投資環境の改善、行政手続きの改革を目指す措置を実施してきました。さらに工業団地のインフラ整備が進められ、投資プロジェクトの誘致や土地に対する国家管理の強化、企業の活動の支援を目指します」

そのほか、バリア・ブンタウ省は投資振興活動を効率化したことで、質の高いFDIを誘致できたとしています。新型コロナウイルス感染症収束後、同省は産業、ロジスティックス、航海安全保障、観光、高品質のサービス業の開発への投資誘致に必要な条件を整備してきました。また、港湾や自由貿易地区、工業団地の開発が重視されています。

さきほどのバリア・ブンタウ省の計画投資局のグエン・タン・クオン副局長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「我が省は企業に対し、新世代の生産ラインや技術の導入を奨励し、製品の質や労働生産性の向上、エネルギーの節約を目指しています。一方で、重要パートナーや分野に集中し、投資振興活動を継続しています。地方行政府は行政改革に関心を寄せており、できるだけ、投資手続きを短い時間に処理し、投資家に便宜を図るようしています」

FDI誘致を促進するため、バリア・ブンタウ省人民委員会は投資環境の改善、競争力の向上を目指す任務・解決策に基づく行動計画を発布しました。また、2021年から2025年期に、同省は投資誘致と環境保全の両立に向けて土地区画整理を点検・調整するとともに、産業クラスターを設立し、カイメップ・ティバイ港湾群のために商品ソースを調達することが狙いです。

バリア・ブンタウ省のFDI誘致 - ảnh 2バリア・ブンタウ省党委員会のファム・ベト・タイン委員長=TTXVN

また、どんな投資を呼び込むのではなく、環境に優しく、労働集約的な要素が少ないハイテク分野に投資を誘致する方針を固めました。

実際、外国の厳しい条件を満たすような近代的なインフラを有する複数の工業団地が建設され、その中に、フーミー3特別工業団地やダットド1工業団地、ソナデジチャウドク工業団地などがあります。

バリア・ブンタウ省党委員会のファム・ベト・タイン委員長は次のように語りました。

(テープ)

「我が省は開発戦略の中で地域連携を重視しています。総合的な開発計画を作成し、新たな経済空間を活用する時が来たと認識しています」

バリア・ブンタウ省の透明で開放的な投資環境、整備されたインフラシステム、有利な地理的条件は外国の投資家に好評を得ています。同省の適切な投資誘致政策は外国投資誘致の強化に役立ち、投資誘致上位地方としての同省の地位の確立に貢献しました。

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