ベトナムの長期的な発展に向けて

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2020年をめどに、工業国にするという目標を達成するためにベトナムは全力をあげて、取り組んでいますが国際共同体の支援を得る必要があります。

この10年間、ベトナムで活動を行っている外国の非政府組織の数は3倍増となり、国の経済社会発展事業に大きく寄与してきました。これらの組織はベトナムで各プロジェクトを効果的に実施しています。オックスファムOxfamは世界90カ国以上で、そこに住む人びとと共に活動する民間の支援団体です。この組織は農村開発、天然自然災害軽減の各分野で活動を行っており、とりわけ、ベトナムの少数民族の貧しい人々を対象に経済発展、天然自然災害軽減に関する訓練コースを行ってきました。在ベトナムOxfam非政府組織のバッカー代表は次のように語りました。

(テープ)

「我々は遠隔地、山岳地帯に住む少数民族の人々の生活レベルの向上を目指すため、引き続き支援を行いうことを公約しました。今後の戦略は農村経済発展、気候変動対応策、天然災害軽減面での住民の能力の向上という分野に集中させます。

20世紀の90年代からベトナムで活動を始めたセーブ・ザ・チルドレンsave the chidrenという組織はベトナムの子供を対象に、健康、教育、栄養、緊急支援などでの多くの分野で様々な活動を活発に行ってきました。特にこの2年間、台風や洪水に多数の被害を受けたベトナム中部各省に緊急救助活動を効果的に行ってきました。セーブ・ザ・チルドレン組織のグンナー.アンデクセン議長は次のように語りました。

(テープ)

「今後、我々は山岳地帯と遠隔地に住む助けを求める子供たちに支援を集中させます。ベトナム経済は飛躍的に発展しているが都会化という事態に陥っています。我々は政府がこの問題を解決するための措置を提案します。」

1993年からベトナムで活動を開始したプラン・インターナショナル(plan international)は山岳地帯、遠隔地に住む身体障害児への人道的活動を行っています。この組織のグラン グブネイ議長は次のように語りました。

(テープ)

「現在、我が組織はベトナムの10の省と市で青少年の権利保護プログラムを実施しており、中でもハノイでは少女の権利保護プログラムがあります。これまでに山岳地帯に住む貧しい青少年への援助活動に対する投資額は80%を占めています」

世界で最貧困国として知られるベトナムは現在、中所得国となっており、国連の8つのミレニアム目標の中の5目標を達成しました。2015年をめどに残る目標を達成するため全力をあげて取り組んでいます。

この20年間、世界各国がベトナムにODA政府開発援助を行うとともに、外国の多くの非政府組織はベトナムの経済社会発展事業に積極的に寄与してきました。しかし、2020年をめどにベトナムを近代化工業化国にするという目標に向けて、ベトナムは様々な試練に受けなければなりません。特に、都市部と遠隔地との貧富の格差は大きいです。その上、かつての戦争による不発弾地雷や枯葉剤被害、気候変動などの問題が残っています。こうした背景の中で、ベトナムは引き続き着実かつ長期的な発展目標に向かっており、世界各国と発展の道のりで歩んでいます。

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