少数民族モン族スさんの英会話クラス

少数民族モン族スさんの英会話クラス

 先頃ハノイで行われた全国婦人代表者大会で、人目で少数民族とわかる衣服を着た人がいました。彼女は北部山岳地帯ラオカイ省を代表して参加した少数民族モン族のタン・ティ・スさんです。ベトナム北部の有名な観光地サパで手作りのみやげ物を国内外の観光客に売っいたスさんはその後、オーストラリア人観光客の1人から英語を学びながらも、サパ県が主催した観光業務訓練クラスに参加しました。英語と観光に関する経験を身に着けたスさんは、サパに住む子供たちに英語教育や観光実務の案内をするクラスを開きました。

現場の肉声

 お聴きいただいた様子はスさんが観光奉仕クラスの生徒たちに英語のレッスンをしている所です。このクラスは教室がないため、街頭で行われています。生徒たちは黒板もチョークもありませんが、小さなノートに英単語を書かせ暗記させました。現場の肉声2

 スさんのクラスは1年前から開かれていますが、地元の子供たちに英語と観光に関する見識を無料で教えています。サパ県に住んでいる子供たちは様々な困難に抱えていますので、このクラスに参加する生徒は益々増えています。このクラスに参加して子供たちは外国人観光客とともに会話が出来るように英語を教えてもらいながら、観光に関する業務も学ぶことが出来ます。今年17歳になったザン・ティ・ソ(GIANG・THI・SO)さんは次のように語りました   「テープ」

「私の母はサパで観光客にお土産を売っています。私はスさんの英語教育クラスへの参加が出来て嬉しく思います。このクラスに参加する前は、家で水牛の世話をするだけでしたよ.

ソさんの話でした。

現場の肉声3

 現在、35人の生徒がスさんのクラスで英語を学んでいます。スさんの話しをお聴きください。「テープ」

「最初私は子供たちに英会話を教えました。その後、サパ町の歴史や文化などを教えました。私は英語での会話は出来ますが書くのはまだまだなので、英語のメモ帳を作るためサパ町の文化センターを頼んできました。」スさんの話でした。

 この奉仕に参加しているはソさんだけでなく、オーストラリア人います。このオーストラリア人教員の話も伺いました。「テープ」

「サパに行くのは2回あります。前回は旅行が目的でしたが、今回はこのチャリティクラスの子供たちに英語を教えるためのものです。来年、私はインターネットを通じて、スさんの英語教育クラスを引き続き支援してゆきます。英語の教材は自分で作成しますよ」オーストラリア人教員の話でした。

 スさんは英語を教えるとともに、刺繍のし方や民族楽器のひき方を教えています。これはスさんにとってサパの美しさを外国にピーアールする機会となることでしょう。

 

 

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