貧困解消に寄与する若き知識人たちの貢献

3月上旬の数日間、ベトナム北部山岳地帯のカオバン(Caobang)省と中部高原地帯コントゥム(KonTum)省は最も貧困な県の若い人民委員会副委員長およそ100人を迎えました。これら人は、最年少が23歳、最高齢が25歳の全国の大卒者たちであり、地元の出身者もいれば、各地からのボランティアもいます。

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これは、国内で最も貧困な62の県に若い知識人600人が人民委員会の副委員長として派遣されるプロジェクトに従って行われました。これらの若い知識人たちは副委員長職を正式に任命される前に、3ヶ月間の実習を行いました。コントゥム省では、18人の若い知識人は、選択・養成され、各村人民評議会から人民副委員長として選ばれました。コンプロン県マンカイン村のアル新副委員長は次のように語りました。

(テープ) 

「私の最初の目標は、貧困家庭をどのようにすれば減少させられるかということです。この目標を達成することは容易ではないと認識しています。しかし、農村開発の為に、私は頑張ります。初めは、住民の行動を見極めながら、住民の意見や願望を耳に傾けた上で、地元の行政府や関連各機関と連携して、住民を手助けしたいということです。」

ルさんはこのように語りました。

一方、カオバン省の省都から最も遠い所にあるバオラム県は10人の若い人民副委員長を受け取りました。1984年生まれのボランテイアのハバンクアンさんは、「派遣先は高い山の地域で、電気や生活用水がなく、村の中心地に至るまでの道は未整備の地域である」と明らかにし、次のように語っています。

(テープ)

「地元の住民はモン族ですので、モン族の言葉が出来ない私は、住民と話し合うことが出来ません。そこで、私にとって当面はモン族の言葉の学習が極めて重要です。地元の人々に多くの責任を負わなければなりませんから。」

このように語ったクアンさんは、この地で八角(はっかく)の木と(ささ)栽培(さいばい)というプロジェクトを実施すると明らかにしました。現地住民は5年前このプロジェクトを効果的に実施していました。

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一方、カオバン省に赴いた最も若い人民委員会副委員長はチュウ・フォン・ファンさんです。ファンさんが勤めるハトン(HaThon)村はモン族、ティ族、ヌン族が共存しており、7割が貧困な状態の家庭です。ファンさんの事務室は宿泊施設でもあります。現在、ファンさんは黒豚の飼育の発展を計画しています。どの家庭でも豚を飼育していますが、自給自足のための飼育であると認識したファンさんは、黒豚の販売ルールを模索しています。ハトン村共産党委員会のズオン・バン・トゥ委員長は次のように語っています。

(テープ) 
「私達は、新入幹部の業務に有利な条件を作り出すと同時に、彼らとともに困難を分かち合う用意があります。」            

トゥ委員長はこのように語りました。

ところで、若い知識人らは、赴任する前に、3週間にわたって現場を視察し、経済社会の発展プロジェクトを自分で作成しなければなりませんでした。そして、彼らは3年ないし5年にわたって、現地住民の生活改善を目指し、そのプロジェクトを実現することになります。若い力と学校で学んだ知識を発揮し、若い知識人らが貧困地域の変貌に寄与してゆくことでしょう。

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