キャッサバの栽培で貧困解消

北部カオバン省グェン・ビン県、ティン・ブオン村の住民は2012年に、稲からキャッサバ栽培に転作してから、経済的効果が著しく上がってきました。

キャッサバの栽培で貧困解消 - ảnh 1

バン・バン・ロクさんの家ではキャッサバを売り買いする光景でとても賑わいました。

キャッサバの栽培で貧困解消 - ảnh 2
ロクさん

ロクさんは約1000平方メートルの土地からおよそ5トンのキャッサバを収獲しました。(テープ)

「稲作と比べて、現在のキャッサバの栽培は、楽で、凶作も殆どありません。それに、人件費も安く、収穫高も2倍ですよ。来年も又キャッサバを栽培するつもりです。」

ロクさんはこのように語りました。

ティン・ブオン村では、30世帯が稲作からキャッサバに転作しましたがロクさんの家庭もその一つです。カオバン澱粉加工会社は住民に種を提供し、その後、全てのキャッサバを買い入れます。このことは、キャッサバの栽培業者に安心感を与えています。

ティン・ブオン村党委員会のリ・バン・ヒン委員長は次のように語りました。

(テープ)

「カオバン澱粉加工会社は農民の生産発展を図るために、彼らにキャッサバの種を提供しました。村の栽培用地は道路に近く、狭いので、キャッサバの栽培に適しています。」

ヒン委員長はこのように語りました。

ところで、ティン・ブオン村には166世帯がありますが、その内の大多数は貧困世帯です。耕作地が少なく、地形も斜面なので、経済的効果の高い樹木を探ぐることは難しかったようです。そうした理由で、地元の住民は依然として困難な生活を送ったままです。年間を通じて、住民は、稲、トウモロコシだけを栽培し、その上、鶏、豚を飼っていますが、生活改善されたとは言えません。そこで、カオバン澱粉加工会社がこの地に建設されたは住民にとって有利な発展方向となっています。

ティン・ブオン村婦人協会のリ・ティ・ハー会長は次のように語りました。(テープ)

 「キャッサバはこの土壌に適していて、成長が早いです。しかし、稲作には、種、肥料、殺虫剤などが必要ですから。澱粉加工会社が貧困解消へ向けて、住民にさらに補助してくれました。」

ハー会長はこのように語りました。

住民にとって最初のキャッサバ栽培が楽しみとなっています。バン・バン・カオさんの家庭は土壌が良く、地面が平地なので、同じ1ヘクタールの面積も、キャッサバの収穫量は倍になりました。(テープ)

「私は1ヘクタールの土地でキャッサバを栽培しました。収穫量は10トンあまりでした。以前では、トウモロコシを栽培しましたが収穫量はとても少なかったです。」

カオさんはこのように語りました。

バン・バン・ロクさんの息子であるバン・バン・タンさんは「昨年は、1ヘクタールの土地で試験的キャッサバを栽培しましたが、その土地は斜面だったので同じ面積ですが平地で栽培した家庭と比べると収穫量が少なかった」と明らかにし、次のように語りました。(テープ)

「トウモロコシの栽培は、多くの人手や肥料などが必要です。しかし、今年に入って、キャッサバの栽培を行い、収穫量が高く、人手もそんなに要らなかったです。そこで、キャッサバの栽培は現地住民の収入アップにつながると思います。」

タンさんはこのように語りました。

今後も、キャッサバはティン・ブオン村の住民の生活改善に寄与する主力的樹木になることでしょう。

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