フオイホック集落在住者の新たな生活

(VOVWORLD) -これはベトナム西北地方ディエンビエン(Dien Bien)省ムオンネ(Muong Nhe)県内のある集落の実態です。
フオイホック集落在住者の新たな生活 - ảnh 1  フォイホック(Huoi Hoc)集落の光景

「ムオンネ県における人口調整・安定化、経済社会発展、国防安全保障」に関するプロジェクト、略称「プロジェクト79号」は2012年1月に実施されました。これに基づき、ディエンビエン省ムオンネ県ナムケー(Nam Ke)村フォイホック(Huoi Hoc)集落は、再定住の集落でとして数年前に成立されました。集落の在住者は、全てが少数民族のモン族ですが、地元民だけでなく、他の地方から移住して来た人々もいます。現在まで、彼らは、安定した生活を送れるようになっています。

フオイホック集落在住者の新たな生活 - ảnh 2 フォイホック集落の子どもらが学校へ行く

ムオンネ県党委員会のグエン・クアン・フン委員長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「ムオンネ県は、貧困解消に関する国家目標プログラム、新農村作り運動、山間部・僻地にある特別に困難な村での経済社会発展プログラムを積極的に実現しています。これらのプログラムは、現地住民の生活改善、経済発展に役に立っています。従って、貧困世帯の割合は遥かに減少しました。ムオンネ県における貧困世帯の割合は、以前の8割から現在の6割に低下しました。」

2019年10月4日に、ディエンビエン省は、ムオンネ県在住の貧しい世帯への住宅建設補助計画を公表しました。これに基づき、地元の気候や、土壌、特に、住民の風俗習慣に見合った、2つの建築様式の家がここに建設されます。また、公安部隊の作業部会が家の建設予定地に行って、家の建設に参加します。

ムオンネ県公安庁のブ・バン・フン少佐は次のように明らかにしました。

(テープ)

「フオイホック集落には32世帯が住んでいます。その内、19の世帯が特別に貧困な状態にあったため、公安省から建設費を全て受けました。2017年までに、公安部隊は、全ての世帯の家建設に参加しました。その他、私たちは、道路の建設、電気網の敷設、生活用水供給システムの建設などにも着手しましたよ。」

フオイホック集落在住の人々は、農作業、畜産、ゴムの木と果樹の栽培などで生計を立てています。

フオイホック集落在住者の一人は次のように語っています。

(テープ)

「私は、ディエンビエン省でゴム栽培プロジェクトが実施されていることを知り、ソンラ省からここにやってきました。我が家には7人がいますが、国から、植物のタネ、子牛などを補助してくれました。それに、公安部隊は私の家族の家の建設を手伝ってくれましたよ。我が家は2ヘクタールの稲栽培面積を所有しています。米は年に1度だけ取れます。その他は、鶏、アヒルを飼育したり、何種類の果樹を植えています。現在の生活は、以前より楽になっていますよ。」

現地の行政当局の関心と支援を受けると共に生産活動に努力してきたことで、フオイホック集落に住むモン族の人たちは、以前より円満な生活を迎えています。

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