ベトナムの村における春の田植え

(VOVWORLD) -ベトナム全国各地では、旧正月テト明けになると、様々な春の祭りが行われます。
ベトナムの村における春の田植え - ảnh 1                      田植え祭り

その中でも、樹木の祭りや、春の田植え祭りもあります。たとえば、生態系保護のための植樹運動、苗を植える田植え祭りなどです。これらの祭りは、ベトナム人の文化の美しさとなっています。

お聴き頂いたのは、北部タイグエン省フォーイエン県チュンタン村で行われた田植え祭りでの音声でした。この祭りでは、田植えコンテストがメインイベントでした。約20チームが参加しました。ベトナムの農民たちは、年初めの吉日に田植えをすることは、文化的意義を持つだけでなく、豊作をもたらすと考えているからです。

(テープ)

・ 豊作を祈りたいです。

・ 一年間、無病息災と豊作であることを祈願します。

・ 新年は、こうした祭りに参加して、我々はとても嬉しく思いながら、例年より豊作を願いします。

ところで、今年の田植え祭りには、今までにない作業が加わりました。それは、従来の田植えコンテストが行われる傍ら、田起こし、田植えを機械化させたことです。フォーイエン県人民委員会のブイ・バン・ルオン委員長は次のように語りました。

(テープ)

「今年、私たちは、農作業への科学技術の導入を促進する方針です。また、田植え祭りは、農民のやる気をもたらすと同時に、一年間の豊作を祈願する狙いです。」

ベトナムの村における春の田植え - ảnh 2

他方、生前、ホーチミン主席が1960年の春に発動された植樹運動は今なお、全国各地で広がっています。旧暦12月末に、多くの村の植樹担当者は、運河や道の沿い、空き地を選んで、穴を掘っておき、植樹方法と手入れなどを身に付けます。そして、翌年の旧暦1月4日か5日に住民たちは植樹を始めます。その結果、殆どの村は、緑化されるようになっています。

北部クアンニン省カムファ市人民委員会のディン・ゴック・チェン副委員長は次のように語りました。

(テープ)

「長年にわたり、カムファ市は、テト明けの植樹運動を続け ています。これは、大きな意義を持つ活動の一つであり、グリーン・クリーン環境保全に寄与すると同時に、植樹運動へのホーチミン主席の呼び掛けに応える為です。」

春の田植え祭り、植樹運動は、ベトナム農村部の伝統的な文化の美しさでありながら、経済社会に利益をもたらし、生態環境の保護と、天然資源の持続可能な開発に貢献することです。

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