北部山間部のライチャウ省では、１５の村が新農村に関する基準を満たしています。その中でも、バンザン村はいまだ色々な困難な状況を抱えながらも、その基準を早期に達成しました。

ライチャウ省タムドウオン県バンザン村には、９つの村落があり、ザイ族とモン族が大多数を占める５つの民族、合わせて３５００人が住んでいます。２０１１年以来、バンザン村はインフラ整備や公共工事の建設に現地住民からの支援金や力、土地を提供して来ました。バンザン村人民委員会のグェン・バ・キエン委員長は次のように明らかにしています。

(テープ)

「今後も、私たちは、畜産と生産の発展事業に現地の資本金と銀行からの融資を活用します。昨年の成果を基礎にして、今年も私たちは、貧困世帯の割合を段階的に低下させるよう取り組んでいます。」

タムドウオン県では、１３の村のうち４つの村が新農村の基準を達成しました。同県では、インフラ整備を良好に実現した他、現地に住む少数民族の貧困世帯の削減に集中的に行ってきました。これにより、貧困世帯の割合は２０１０年の51・78％から2015年には14・7％に低下しました。タムドウオン県人民委員会のブイ・クアン・ビン副委員長は次のように語りました。

(テープ)

「私たちは、引き続き新農村作りに現地住民の積極的な参加を働きかけます。また、製品の集中的生産、消費市場の拡大、先進的科学技術の導入を集中的に行います。その他、貧困世帯への支援政策を効果的に実現すると同時に、貧困世帯の割合が高い村に支援活動や投資を集中する計画です。」

一方、ライチャウ省新農村作り国家目標プログラム指導委員会のハ・バン・ウム副委員長は「2020年までに、同省は6つの村が新農村の基準を達成するように取り組んでいる」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「私たちは、今後も１５の村が既に達成した基準を着実に遂行させられるように便宜を図ります。次に、今年中に、基準の達成を目標にしている6つの村における交通道路の建設、環境衛生、及び住宅に関する基準の実現を優先させます。その他、収入向上に関する基準の場合は、農業部門の再構築を推進すると同時に、労働者の職業訓練を強化します。」

ライチャウ省は現地の現状に相応しい創意工夫をして、新農村作りを正しく実現してきました。その結果、現地における持続可能な貧困解消事業に大きく寄与してきました。