北部ハナム省のロン・ドイ・ソン遺跡

北部ハナム省のロン・ドイ・ソン遺跡 - ảnh 1
ロン・ドイ・ソン遺跡

北部ハナム省は水田文明の発祥地と見られており、ベトナム国内で知られる様々な伝説及び史跡がある所です。その中でも、ロン・ドイ・ソン遺跡は貴重な古い遺跡で、ハナム省だけでなく、ベトナムの財産となっています。

ズイティエン県(DuyTien)にあるロンドイソン遺跡群には、ロンドイ寺があり、海抜300メートルのドイ山の頂上に位置しており、チャウ(Chau)川及び広々とした稲畑に囲まれています。この辺の風景はまるで山紫水明の絵のようです。ロンドイソン遺跡群のように自然風景に恵まれた遺跡は本当に珍しいと歴史学者レ・バン・ランさんは次のように語りました。

「テープ」

「この地域は低地ですが、真ん中にはお碗を伏せた姿をした山があります。ですから、ドイ山と呼ばれています。古い文字にはドイは茶碗という意味があります。ドイ寺はドイ山の頂上に建設されてきましたが、李王朝時代による建てられましたので、王のシンボルであった竜の意味を持つ文字「ロン」が書かれてきました。それで、この寺はもっとも精神で貴重な寺となりました」

レ・バン・ランさんはこのように語りました

古文書によりますと、ロンドイ寺は昔からジェン・リン寺と名をつけられ、リー王朝時代の1118年から起工され、1122年に完了され、 この寺はリー・ニャン・トン王が選んだ位置に置かれ、「丁」という文字をモチーフとして建築されました。特に、この寺には1112年に建てられたスン・テイェン・ジェン・リン(ThungThienDienLinh)塔の石碑が存在しています。石碑の内容は10世紀前のリー王朝時代の人々の生活を再現しています。

北部ハナム省のロン・ドイ・ソン遺跡 - ảnh 2
スン・テイェン・ジェン・リン塔の石碑

例えば、ベトナムでしかない水上人形祭りが書かれています。ロンドイ寺のティック・タィン・ブ住職は次のように語りました

「テープ」

「1118年、リ・ニャン・トン王によって建設されたこの寺の石碑には、寺や塔などの建設時期が刻まれるとともに、リー朝時代当時の経済社会状況をも書かれています。これにより、ドンレ村の水上人形劇、太鼓を生産するドイタム村の伝統職業村、毎年旧暦3月に行われていたボートレースなどについてもわかりました。」

ティック・タィン・ブ住職はこのように語りました。

この石碑に刻まれた内容を通じて、歴史的根拠が再現され、多くの研究分野の要求に応えています。ベトナム考古学院のチン・シン準教授・博士は次のように語りました

「テープ」

「この石碑は貴重で珍しいなもので、リー朝時代の仏教及び美術の繁栄に発展する時期を反映したものです。当時、仏教は主な宗教になりました。この石碑の価値は今日までそのまま残しています。」

チン・シン準教授・博士はこのように語りました

北部ハナム省のロン・ドイ・ソン遺跡 - ảnh 3

ロンドイソンは現在国内の観光客にとって魅力的な観光スポットとなっています。

ご感想

他の情報