新農村作りプログラムの企画に関する政府の193号決定が実施されて以来の3年、この企画書作成を完成した全国の村の数は75%になり、2010年と比べると、50%増となりました。しかし、多くの地方では新農村作りプログラムはあまり効果的に展開されていません。建設省の建築企画局のドタイントゥン副局長によりますと、この企画書をまだ完成していない村の数は25%を占めています。こうした事態を招いた原因はそれらの地方行政府がまだ建設コンサルタント企業と緊密に連携をとっていないこと、その上、地方の建築家の数も足りないということです。
北部ビンフック省建設企画局のファムホンシン副局長は「新農村作りの企画に関する地元の住民の認識はまだ低く、各村を結ぶ道路の建設を目指す住宅の立ち退きはまだ多くの困難抱えていると明らかにしました。ファム・ホン・シン副局長は次のように語りました。
(テープ)
「たとえば、ビンフク省の一つの村の道路建設向けの住宅立ち退きへの投資額は30億ドンで、省内の村の総数は112で、その投資総額は3360億ドンにのぼりますが省内の建設投資総額はその金額と比べれば、まだ少ないです。」
建設省の農村企画局のダムクァントァン局長は新農村作り企画向けの解決策を出し、その中で、農村部での各プロジェクトの実施を更に強化する必要があるとの見解を示しました。トァン局長は次のように語りました。
(テープ)
「農村作りプログラムを効果的に実施するため、農業生産企画、農地使用企画、建設企画を含む基本的な要素が必要ですがこれまでに各村の企画書は異なる時点で、異なる建設コンサルタントにより、作成されていました。そうした理由で、企画内容が統一されていません」
この問題を解決するため、建設省のファンティミーリン次官は今後、新農村作り企画書に新しい内容を盛り込み、各地方の実状に見合うようにしなければならないと明らかにしました。ファン・ティ・ミ・リン次官は次のように述べています。
(テープ)
「建設省は新農村作り指導委員会に報告書を提出し、その中で、村レベルの建設企画分野に携わる幹部を育成するよう要請します。そのほか、新農村作り運動の19の目標の内容を引き続き調整しています」
新農村作りプログラムの効果的な実施に向けて、全ての目標を実施するだけでなく、全国各地方の農村部経済社会発展企画書も立案しなければなりません。そうすることで、ベトナム新農村作りプログラムは日増しに広がり、成功をするでしょう。