科学技術の導入と農業発展を結び付ける

山岳地帯農村部の経済社会発展に向けて、先進的科学技術の導入と移転は適切な結果をもたらし、国民生活の改善に寄与してきました。これは、新農村作りに関する2010~2020年期の国家目標プログラムの主要な基準の一つです。

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ビンディン省では、新たな養殖方法を導入し、太平洋産のカキを成功に養殖した。

中部ビンディン省におけるカキの養殖と加工プロジェクトはカキ養殖職業の発展、漁民の雇用創出と飢餓一掃貧困解消に寄与しています。以前、漁民達は、従来種でカキを養殖したため、カキの死亡率は高く、収穫量も少なくて、環境汚染をもたらしました。現在、新たな養殖方法を導入し、太平洋産のカキを養殖した結果、収穫量は年間3・2トンから25トンにのぼりました。ビンディン省におけるカキの養殖と加工プロジェクト担当者のファム・タン・フォンさんは次のように明らかにしています。

(テープ)

「このプロジェクトの実施のお陰で、現地住民はカキの養殖に先進的科学技術を導入するようになりました。これにより、カキの収穫量は以前と比べ3~8倍増となり、カキの質も良くなり、食品衛生基準を満たすようになったんですよ。」

一方、北部バクザン省では、この数年間、農業部門の発展と新農村作りに向けた科学技術の進歩を連続して導入してきました。最も効果をあげたのはキノコ研究センター、水産物研究センター、果樹研究センターをレベルアップするプロジェクトなどです。特に、大規模な農園では、農作業が機械化されるようになり、生産コストの削減、効果をあげてきました。バクザン省科学技術局のグェン・ドク・キエン局長は次のように語っています。

(テープ)

「農作業に先進技術を導入するプロジェクトが上手くいけば、飢餓一掃貧困解消及び新農村作り運動に寄与するでしょう。私たちが期待しているのは、その成果を拡大させることです。」

この数年間、科学技術省は全国各地で、それぞれの地方の状況に相応しい複数の技術移転を行ってきました。同省のグェン・クアン大臣は次のように明らかにしています。

(テープ)

「これまでに、各地の山岳地帯が科学技術の移転を行なった結果、新農村作りの基準を早期に達成しました。また、農業部門への科学技術の移転は少数民族居住地における生活改善と国防安全保障にも寄与しています。」

2016年から2025年までに、科学技術省は、山岳地帯と少数民族居住地などの各地方のメリットと潜在力を徹底的に活躍する為に、科学技術の導入を引き続き推進します。同時に、科学技術の移転モデルを拡大させる事になります。これは、農業の持続可能な成長に繫がることでしょう。

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