(VOVWORLD) - 相互扶助の精神を掲げ、アンザン省フータン県、ビンタインドン村の第2ビンチュン区の赤十字支部のメンバーであるグエン・ハイ・ティエンさんは、貧しい人々の支援運動で常に先頭に立ち、彼らに、困難を乗り越えるための動機を与えています。
彼は地元の「良い人・良い行い・仁愛溢れたコミュニティの構築」運動の模範的な代表となっています。
若い頃から赤十字会に参加していたハイ・ティエンさんは、2009年に「愛の米袋」グループを設立しました。最初は5人のメンバーで、主に高齢者で構成されていましたが、15年間の活動を経て、数千人の困難な状況にある人々を助けてきました。
毎月15日、彼の「愛の米袋」グループは募金活動を行った後、集まった金額を公表し、貧しい家庭への米の提供計画を立てます。ハイ・ティエンさんは、自分のやり方は誠実に縁を繋ぐことであり、寄付しようとする人々から何を受け取っても良いと述べています。主に住民からお金をいただき、多くとも月に約3万ドンの寄付を受け、それを使って米を購入し、貧しい人々に配る活動を行っています。
毎月、ハイ・ティエンさんの「愛の米袋」グループは平均して約500万ドンを集め、23〜25世帯に定期的に米を提供しています。各世帯は平均して10kgの米と5万ドンの現金を受け取ります。グループのリーダーとして、ティエンさんは模範を示すため、時には自分のポケットマネーを使って、困難な世帯への米購入基金を支援することもあります。「愛の米袋」という慈善活動は、彼の第2ビン・チュン区だけでなく、ビンタインドン村の他の6つの区でも展開されています。
「愛の米袋」グループの傍ら、ハイ・ティエンさんは社会の無料病院搬送車の運営委員会にも参加しており、劣化した地域内外の道路を補修する活動にも従事しています。2024年、彼は仲間と共に24km以上の農村道路を補修し、総額2億3千万ドン以上を費やしました。さらに、地元の社会福祉事業や慈善活動に資金や物資を提供することにも取り組んでいます。
ビンタインドン村の赤十字会のルオン・カイン・ヴァン会長は、ハイ・ティエンさんが地元の人道活動に対して非常に熱心で積極的であり、全力を尽くしていると明らかにしました。また、地元の赤十字会が推進している「良い人・良い行い、仁愛溢れたコミュニティの構築」運動の模範となっています。
グエン・ハイ・ティエンさんの行動は、ベトナム人の「綺麗な葉が破れた葉を覆う」という美意識を表しています。彼は自分の思いやりで、社会コミュニティにポジティブな影響を与え、人々から信頼され、尊敬されています。グエン・ハイ・ティエンさんは、最も大きな喜びは困難な状況にある人々や不幸な人が逆境を乗り越え、安定した生活を送り、豊かで幸せな家族を作るのを見られることだと常に心に留めています。