ビンロン省のボランティアグループ「与えることは永遠に続く」

(VOVWORLD) -「与えることは永遠に続く」というのは、南部ビンロン省、タムビン県、ホアタック村、タインアン集落に住む1960年生まれのダン・ゴック・マイさんを長とするボランティアグループの活動方針です。

このグループは、定年退職した高齢者や経済的に安定している人々、国外に住むベトナム人の善意のある人々を集めています。

2016年に設立されて以来、8年間にわたり、ホアタック村のボランティアグループは、ビンロン省赤十字協会と協力し、何百人もの貧しい人々、身寄りのない高齢者、重病患者を支援してきました。2020年の新型コロナウイルス感染症COVID-19収束後、同グループの活動はさらに活発になっています。

ダン・ゴック・マイさんによりますと、グループの資金は友人や親戚からの寄付で賄われており、具体的なニーズに応じて支援が行われています。高齢者や身寄りのない方々には、毎月の金銭的支援が提供されています。現在、グループは、身寄りのない高齢者や患者7人に1か月にあたり、50万ドンを定期的に提供しています。また、貧しい人々への贈り物や、障害者への車椅子、住宅支援も行っています。「人道的なお正月」運動に応え、地元の赤十字協会と協力して、毎年450人分以上の贈り物を提供しています。

贈り物をするだけでなく、同ボランティアグループは、近隣の村(ロンアン村(ロングホー)、ホアタイン、ホアヒエップ村(タムビン)、タンロン村(マンティット)において、衣服、皿、カップ、ノートなどを提供する4つの「ゼロドン」ブースを設け、住民が自由に選べるようにしています。一方、毎月、同グループは貧しい人々に100〜120食の無料食事を提供し、ビンロン省の総合病院や精神科病院に入院している患者を訪問し、贈り物をしています。2021年から2023年の間に、同グループは毎年、10〜15軒の「チャリティハウス」を建設し、地域内外の貧しい人々に提供しています。1軒あたりの価値は5000万ドンです。

ホアタイン村の赤十字会会長、グエン・クオック・ビエット氏は、ホアタック村のボランティアグループが現地で非常に積極的かつ効果的な人道活動を行っていると明らかにしました。同グループのメンバーのほとんどは高齢者ですが、困難を恐れることなく、夜間に事故に遭った人からの助けを求める連絡があっても、被害者を病院に運ぶ費用を支援する用意があります。ボランティア活動で、同グループは常に村の赤十字会と緊密に協力して対象者の選定を検討しています。

「与えることは永遠に続く」という言葉は、ホアタイン村のボランティアグループの活動精神に見合っています。グループのすべてのメンバーは、困難な状況にある人々を助け、彼らがコミュニティに溶け込む信頼を持てるようにしたいと願っています。ボランティアグループの活動は、ベトナム赤十字協会の「良い人、良い行い・人道的コミュニティの構築に力を合わせる」運動を広める一助となっています。

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