(VOVWORLD) - ベトナム赤十字協会中央委員会が2022年末に提唱した2022年から2027年期の「良い人・良い行い、仁愛溢れたコミュニティの構築」運動は、これまで前向きな効果をもたらしています。
この運動は、困難な状況にある人々を支援し、親切な行動を広め、団結と仁愛溢れたコミュニティの構築に寄与しています。
同運動がベトナム赤十字協会中央委員会によって提唱された直後、各省や市は実施計画を策定しました。ベトナム赤十字協会の第11回全国代表大会の中間報告によりますと、63の省・市のうち14の省・市は「良い人・良い行い」で優れた成績をあげた模範的な個人を表彰する会議を行いました。これらの個人は、コミュニティや機関、組織での人道活動、赤十字活動に効果的かつ積極的な貢献をし、仁愛の価値を広め、多くの個人や団体に慈善活動への参加を働きかけています。これにより、広範な慈善ネットワークが形成されています。
「良い人・良い行い、仁愛溢れたコミュニティの構築」運動の多くの実践的かつ意味のある活動は、人道活動にポジティブな影響を与え、「人道月間」や毎年の「思いやりの旧正月」、さらには「それぞれの団体と個人が人道支援を必要とする一つの住所に結びつく」という運動に組み込まれています。特に、多くの省では「仁愛溢れたコミュニティの構築」モデルを成功裏に設立し、トゥエンクアン省、ビントゥアン省など、地域内の100%の貧困世帯や困難な状況にある人々がさまざまな形で支援を受けることができています。
「良い人・良い行い、仁愛溢れたコミュニティの構築」運動のこれまでの効果は、ベトナム赤十字協会の人道活動における中核的な役割、調整役を示しています。
また、各レベルの赤十字協会の幹部、会員、ボランティア、青年たちは、模範となる会員やモデルの発見・表彰に重点を置いてきました。また、政治・社会団体や各レベルの行政府の競争活動に模範的な会員を推薦しています。支援活動は多様で、物質的、精神的支援や、資源を動員するための多くの創意工夫や革新も含まれています。「誰一人取り残さない」という精神で、適切かつ的確な支援が行われています。
毎年、約1800万人の困難な状況にある人々や社会的に脆弱な人々が支援を受けています。各地方の赤十字協会を通じて、実施されてきた数百軒のチャリティハウス、慈善キッチン、公共施設の建設や、奨学金の支給などは、人道的価値や思いやりの価値を広め、ベトナム民族の相互扶助と団結の伝統を示す証となっています。
2025年から2027年の期間において、「良い人・良い行い、仁愛溢れたコミュニティの構築」運動は、さらに強力かつ広範に実施され、ベトナム赤十字協会の人道精神や価値を社会全体に広める使命を確認するとしています。