(VOVWORLD) - ベトナム教育訓練省によりますと、全国各地の学校は旧正月テト明けの2月7日から14日までの間に再開し、1700万人の生徒が学校に戻ります。また、すべての大学・短期大学も、2月中に再開する計画があるとしています。
教育訓練省は各地の学校に対し、生徒・学生が安全に学校に戻るために、新型コロナの感染状況を見極めながら、疫病予防対策を徹底させるとともに、生徒・学生の心理や考えに配慮して適切なアドバイスを提供するよう求めました。
教育訓練省のグエン・キム・ソン大臣は、12歳から18歳までの生徒を含め、国民の接種率が高いことと、全国各地が疫病予防対策に関する多くの経験を積んだことから、学校を再開する環境が整えられていると述べ、これは教育の回復に欠かせないものであると強調しました。ソン大臣は次のように語りました。
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「テト明けに中学校と高校を再開することは差し迫った課題です。一方、小学校と保育園の再開に関しては、準備作業を急がなければなりません。その準備の中で、生徒の両親の認識を向上させることはとても重要です。生徒の両親の同意・協力・連携がなければ、何もできないからです。」
ハノイは、全国各地の中で最も長い間学校を休校させた地方の一つです。しかし、ハノイでは、8日に、中学2年生から高校3年生までの60万人以上の生徒が学校に戻りました。学校の再開を目指すために、テト前にも学校の消毒や掃除が行われたほか、疫病予防対策案や教育計画が立てられました。ハノイ市カウザイ区にあるレ・クイ・ドン中高学校のグエン・アイン・トゥアン校長は次のように語りました。
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「当校は、新型コロナに感染した生徒が発生した場合のシナリオを作成し、それに対応するための訓練コースを行いました。また、学校全体の消毒と掃除は重要です。また、生徒は半日だけの授業で校内で昼ご飯を食べずに、下校します。」
また、ハノイ市人民委員会が承認した計画によりますと、10日に、郊外の18の県と町にある小学校の生徒と中学1年生が学校に戻ります。その後、感染状況と予防対策の実施状況を見極めた上で、市内の12の区にある小学校の生徒と中学1年生が2月21日から登校することを検討するとしています。
一方、ホーチミン市では、中学2年生から高校3年生までの60万人以上の生徒が7日に登校しました。また、小学校と保育園は今週中、生徒の両親の意見に基づいて再開するとしています。