2018年の社会保障制度の第一の目標

(VOVWORLD) - 医療や、介護、年金など社会保障制度は国の発展政策に核心的役割を担っているといえます。2018年、ベトナム社会保障制度は人材の質的向上や、雇用創出などに集中する方針です。
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2018年、ベトナム政府は、貧困世帯の割合を1~1.3%削減し、都市部の失業率を4%以下に抑え、職業教育を受ける労働者の割合を60%にするという目標を掲げています。

職業教育:人材の質的改善に第一の要素

世界経済への参入が広範に進められている背景の中で、労働者は科学技術の導入において重要な役割を担っています。その理由で、経済を発展させるため、労働者の育成は核心的な意義を持っています。

2018年も、ベトナムは第四次産業革命の要求に応えられる高質な人材育成のため、足並みが揃えた対策をとっています。質の高い人材により、持続可能な雇用が創出されるようになります。労働傷病軍人社会事業省のダオ・ゴック・ズン( Dao Ngoc Dung) 大臣は次のように語りました。

(テープ)

「2018年、政府と各地方はハイテクの応用、労働生産効率の向上、職業技能の向上、企業管理の刷新などに投資を強化します。第二は、山岳地帯や、少数民族の居住地などにおける持続可能な貧困解消を促進していきます。」

体制の完備

労働と社会に関する法律システムが徐々に改善され、社会保障制度も日増しに完備されていますが、これらは2018年の目標の一つでもあります。2013年憲法は、市民の安全保障に関する権利を初めて強調しましたが、これにしたがって、2018年、労働傷病軍人社会事業省は、労働法改正案、国の功労者に対する優遇法令、賃金政策改革案、社会保障政策改革案を集中的に作成します。

先ほどのダオ・ゴック・ズン( Dao Ngoc Dung) 大臣は次のように語りました。

(テープ)

「ベトナムは労働法改正を進めていますが、これは時間がかかります。政府と労働傷病軍人社会事業省は、この改正案を2019年に国会に上程するように、全力を尽くしています。改正内容は、男女平等、女性に対する労働年齢、賃金、社会保険などに関するものです。」

収入が高い労働市場の拡大

2018年、労働傷病軍人社会事業省は、およそ11万人の労働者を国外へ派遣するという目標を掲げています。この目標を実現するため、同省は、労働者の外国語能力、職業技能を向上させるなどして、重要な労働市場の確保を図っています。

労働傷病軍人社会事業省のズアン・マウ・ジェプ( Doan Mau Diep) 次官は次のように語りました。

(テープ)

「台湾、日本などベトナムの大規模な労働者派遣市場は、ベトナムから多くの労働者を受け入れる需要があります。現在、ベトナムは日本へ労働者を最も多く派遣する国になっています。労働傷病軍人社会事業省は国外労働管理局に対し、日本の当局者と交渉を行うよう指示しました。」

社会保障制度は世界各国の持続可能な発展にとって、重要な柱とされています。これは経済改革、経済発展戦略の目標でありながら、成果でもあります。ベトナムはこれまで、社会保障分野において一定の成果を収めてきましたが、今後も、社会保障制度の完備に全力を尽くしていく方針です。

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