ベトナム、インターネットサービス開始から25年 デジタル経済・デジタル社会の基盤

(VOVWORLD) - ベトナムでインターネットのサービスが開始された1997年11月19日から今年で25年が経過しました。現在、インターネットはベトナムのすべての社会生活に欠かせない存在であり、デジタル経済とデジタル社会の基盤でもあります。
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重要な節目

1991年、オーストラリア国立大学のRob Hurle教授とベトナム科学技術研究所のチャン・バ・タイ氏は固定電話の回線を利用してオーストラリアとベトナムに置かれたパソコンを接続する実験を行いました。これは、1997年のインターネットサービス開始の土台となりました。

最初は電話回線による「ダイアルアップ」であったため、速度が遅い上に、利用料が現在よりずっと高いものでした。ベトナムのインターネットサービスの新しい時代は、ADSLメタリックケーブルを利用した高速デジタルアクセス技術を通じたサービスが2003年に開始されたことによって始まりました。ADSLにより、インターネットが高速になったほか、電話とファックスも同時に使用できるようになりました。

そして、2009年、光ファイバーによるインターネットサービスが開始され、(3G)第3世代携帯電話サービスも誕生しました。これは現在の携帯電話からインターネットへと接続するブームのスタートであるとされています。

これにより、2010年以降、ベトナムのインターネットは急速に発展しています。さらに、2016年には、(4G)第4世代携帯電話サービスが開始されました。

デジタル経済・デジタル社会の基盤

現在、ベトナムのインターネット利用者数は、人口の70.3%に相当する約6872万人に上っています。ベトナムでは、都市部はもちろん、僻地や離島、山間部にもインターネットが普及しており、教育・医療・交通など社会生活のすべての分野に欠かせない存在となっています。インターネットはベトナム人の生活を変えたと言えます。また、インターネットは政府が提唱しているデジタル政府・デジタル経済・デジタル社会の基盤でもあります。ベトナムインターネット協会のヴ・ホアン・リエン会長は次のように語りました。

(テープ)

「現在、ベトナムは、インターネットが最も急速に発展している20か国の一つであるとされています。インターネットは、世界のデジタルトランスフォーメーションの一部ですが、ベトナムでは、政府の主要な戦略の一つとされるデジタルトランスフォーメーションの重要な基盤となっています」

一方、情報通信省情報技術化局のグエン・チョン・ドゥオン副局長は、インターネット普及率の急速な上昇はベトナムのデジタル社会の構築に大きく貢献していると述べ、次のように語りました。

(テープ)

「GSMAインテリジェントという組織の2020年11月の報告によりますと、デジタル社会はインターネット接続用のインフラ、デジタル国民、電子商取引など5本の柱によって支えられているとしています。これを基準に、ベトナムは100点中、12点を得点し、デジタル社会としての評価ランキングが最も上昇している国の一つです。しかし、東南アジア地域では、インドネシア、タイ、マレーシア、シンガポールを下回っています」

また、ベトナムではデジタル経済も著しい成長を見せています。グーグルなどが2021年11月に公表したデジタル経済の報告によりますと、2021年のベトナムのデジタル経済の規模は前年と比べ31%増にあたる約210億ドルで、GDPの5%を占めていますが、2030年には2200億ドルに達し、GDPの30%を占めると予測されています。これにより、ベトナムのデジタル経済は東南アジア地域で2位に立つとしています。

先ごろ、政府は2025年までの国家デジタルトランスフォーメーション計画と2030年までのビジョンを公表し、5Gとモノのインターネットの開発に力を入れる方針であるとしています。これによりベトナムのインターネットサービスに新しいページが開かれることが期待されています。

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