ベトナム革命報道100周年 - 国と人民に奉仕する使命貫き

(VOVWORLD) -ベトナムでは現在、革命報道100周年を記念する行事が行われています。1925年6月21日から2025年6月21日まで、ちょうど100年という節目を迎えたのです。
この長い歴史の中で、ベトナムのジャーナリズムは一貫して同じ理念を貫いてきました。それは国と人民への奉仕です。困難な独立闘争の時代から、現在の国家建設に至るまで、報道は常に民族とともに歩んできたのです。
人民に根ざした報道
すべての始まりは、ホーチミン主席が創刊した新聞「タインニエン(青年)」でした。1925年6月21日、ベトナム語で書かれた初めての革命新聞が誕生したのです。これは単なる偶然ではなく、歴史の必然だったと言えるでしょう。
ベトナム革命報道100周年 - 国と人民に奉仕する使命貫き - ảnh 11926年10月にホーチミン主席が創刊した新聞「タインニエン(青年)」

この新聞は、革命への奉仕という明確な目標を掲げていました。そして今日まで、ベトナムのジャーナリズムは民族解放、国家建設、そして改革という重要な局面で、常に重要な役割を果たし続けています。

ベトナムの革命報道の最大の特徴は、その「人民性」にあります。創設当初から、労働者、農民、愛国的知識人を中心に据え、彼らを単なる情報の受け手ではなく、現実を反映し、内容を創造する主体として位置づけてきました。
都市部から農村部まで、平野から山間部まで、そして国内から海外在住の同胞まで、ベトナムのジャーナリズムは真実で責任ある情報発信を通じて、すべての人々を結びつける役割を果たしています。
ベトナム革命報道100周年 - 国と人民に奉仕する使命貫き - ảnh 2
先日6月15日に開催された報道機関との懇談会で、チャン・タイン・マン国会議長は次のように述べました。
(テープ)
「ホーチミン主席の言葉を借りれば、革命報道は革命の鋭い武器の一つです。ジャーナリストは常に高い道徳性を保ち、祖国と人民に奉仕する志を持ち続けなければなりません」

デジタル時代の新たな挑戦
現在、グローバル化とデジタル変革が急速に進む中で、ベトナムのジャーナリズムは新たな課題に直面しています。内容の質を保ちながら、いかに迅速で効果的、そして魅力的に情報を届けるか。ここで技術が重要な役割を果たします。
ベトナム革命報道100周年 - 国と人民に奉仕する使命貫き - ảnh 3VOV=ベトナムの声放送局のド・ティエン・シー総裁

VOV=ベトナムの声放送局のド・ティエン・シー総裁は、同じ懇談会で次のように語りました。

(テープ)
「今後は『メイド・イン・ベトナム』の技術プラットフォームを活用した取り組みを進めていきます。2035年に向けたデジタル通信戦略を策定し、記者と技術者、データ専門家を組み合わせた『デジタル・ジャーナリスト』チームを育成していきます」
現代の通信技術の発展は確かに多くの課題をもたらしますが、同時に新しい可能性も開いています。ベトナムのジャーナリズムが社会をつなぎ、世論を導く役割をより強く発揮する機会でもあるのです。
党中央宣伝教育・大衆工作委員会のグエン・チョン・ギア委員長は次のように期待を込めて語りました。
(テープ)
「間もなく開催されるベトナム革命報道100周年記念式典では、トー・ラム党書記長から重要なメッセージが発せられるでしょう。新時代におけるジャーナリズムの使命を果たすため、すべての困難を乗り越えていかなければなりません」
ベトナムのジャーナリズムの歴史は、そのままベトナム革命の歴史でもあります。第13回党大会では、専門的で人道的、そして現代的なジャーナリズム基盤の構築が確認されました。
100年間で築き上げた成果を土台に、ベトナムの革命報道は今後も民族、国家とともに歩み続け、新たな発展の時代における成功の物語を紡いでいくことでしょう。

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