ホーチミン市におけるハノイの文化空間の再現

(VOVWORLD) - 23日から25日までの3日間、歌舞公演と交流会に加え、ホーチミン市博物館でユネスコにより世界文化遺産に認定されたタンロン皇城の遺跡や国家特別遺跡として認定された文廟・国子監などの展示が行われました。

25日夜、ホーチミン市第1区グエンフエ通りの歩行者天国に設けられた特設ステージで、「ホーチミン市におけるハノイデー」というイベントの閉会式が行われました。このイベントでは、首都ハノイの伝統文化が紹介され、ホーチミン市民に深い印象を残しました。

23日から25日までの3日間、歌舞公演と交流会に加え、ホーチミン市博物館でユネスコ=国連教育科学文化機関により世界文化遺産に認定されたタンロン皇城の遺跡や国家特別遺跡として認定された文廟・国子監などの展示が行われました。また、80以上のブースでハノイの文化や歴史などに関わる観光スポットや、ハノイの古風な街並みを再現した展示、伝統工芸品、食文化、特産品の紹介も行われ、訪問者にハノイの文化をより深く体験する機会が提供されました。

ハノイ市人民委員会のブー・トゥ・ハ副委員長は、今回のイベントがホーチミン市民に対して首都ハノイの伝統文化を強く印象づけたことを強調し、次のように語りました。

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「このイベントは、2つの都市がそれぞれの英雄的な歴史を振り返り、文化や人々を通じて交流とプロモーションを進める場となりました。また、ハノイとホーチミン市の関係をさらに強化し、互いの強みを効果的に発揮することにも寄与しています。訪問者はハノイの歴史と文化により深く触れ、2つの都市の絆を感じることができるでしょう」

イベントのハイライトは、ハノイの象徴的な文化空間の再現でした。ハノイのロゴと戦没者記念像を模したウェルカムゲート、そしてハノイを象徴する建築物の一つロンビエン橋が再現されました。また、ハノイの中秋節、ホアンキエム湖、壁画通り、ハノイの花、ハノイモイ新聞本社を模した展示もあり、訪問者にハノイの魅力と美しさを感じさせる豊かな文化体験を提供しました。ホーチミン市民は次のように感想を述べています。

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「ここに展示されている品々はどれもこの国の歴史を象徴しており、非常に印象的です。私たち若い世代は、この展示を通じて国の歴史についてより深く学び、新たな知識を得ることができました。本当に有意義な体験です」

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「私がここに来た理由の一つは、古代の建築や意匠が好きで、それについて学んでいるからです。また、この展示会ではバーチャルリアリティ技術が使われていて、新鮮な体験ができました」

この機に、ハノイ市の代表団はホーチミン市に住む傷病軍人や革命功労者など優遇政策の対象者の元を訪れ、贈り物を贈呈しました。さらに、伝統職業村の製品や工芸村の宣伝、芸術家によるパフォーマンスが行われ、ハノイとホーチミン市の観光連携が促進されました。

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