台風2号の被害克服に全力

(VOVWORLD) -各地方の自然災害防止・捜索救難指導委員会の報告書によりますと、台風2号に伴う豪雨、洪水、鉄砲水、地滑りは大きな被害をもたらしました。

先週末、北部各省を襲った今年の台風2号は山岳地帯にあるディエンビエン省、ソンラー省、ラオカイ省、ホアビン省とホン川デルタにあるハイズオン省、ハナム省、ナムディン省、タイビン省など多くの地方に深刻な人的物的被害をもたらしました。現在、これらの地方は台風被害の克服に全力を尽くしています。

台風2号の被害克服に全力 - ảnh 1浸水しているソンラ省の家屋

各地方の自然災害防止・捜索救難指導委員会の報告書によりますと、台風2号に伴う豪雨、洪水、鉄砲水、地滑りは大きな被害をもたらしました。これにより、10人が死亡、9人が行方不明になったほか、家屋1500軒が崩壊し、約3万ヘクタールの米と農作物の栽培面積が浸水しています。 そのほか、牛と家禽1万2千頭が死に、188ヘクタールの水産物養殖面積が被害を受けました。

これを前に、7月29日、ハノイ市の共産党委員会のブイ・ティ・ミン・ホアイ委員長は、浸水したハノイ郊外にあるチュオンミー県とクオックオアイ県を訪れ、洪水の被害克服対策の実施状況を視察しました。この席で、ホアイ委員長は「現在、地元にある1000世帯が浸水していることから、地元の住民の生命、健康、財産を守るため、避難を引き続き実施するよう指導するとともに、「私たちは、高齢者、社会的弱者、身体障害者を含め避難している人々の中で、飢えや寒さで苦しむ人がいないよう確保しなければならない」と強調しました。

北部山岳地帯ソンラ省では7月22日~26日にかけて豪雨が続いていたため、同省を通過する道路が深刻な被害を受け、4000か所で砂崩れが発生しました。ソンラ市では、2 日間にわたり浸水してから、水が引き始めると、地元当局と関連各機関、地元の人々は被害の修復に全力を尽くしてきました。ソンラ省交通運輸局のグエン・バン・チン副局長は、地滑りや通行止めはすべて克服され、スムーズな交通が確保されたと述べ、次のように語りました。

(テープ)

「豪雨が発生するという予報を受けた直後、私たちはすべての道路を検査して、土砂崩れが発生する可能性がある場所を点検しました。また、万一の場合に、発生する事故をただちに克服するため、人材を配置しました」

一方、北部山岳地帯ディエンビエン省は、7月29日午後現在、7月25日朝の鉄砲水により行方不明になった5人の中の3人を見つけました。これより前に、同省はこれまで、100人の幹部や兵士、および多くの車両や機械を現場に動員して救助活動を行っていました。ディエンビエン省公安局のルー・ミン・フオン副局長は次のように語りました。

(テープ)

「ディエンビエン省の公安部隊は洪水の被害者の捜索と人々の家具や財産を安全な場所への移動を優先的に行うため、最大限の力、手段、人材を動員します」

現在、北部山岳地帯にある各地方は自然災害の予報情報や警報を注意深く見守っています。これと同時に、ソンラ水力発電所とホアビン水力発電所を運用する際の安全性の確保に尽力しています。

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