(VOVWORLD) - 第13期党中央委員会第13回総会が6日午前に開幕し、トー・ラム書記長が重要な演説を行いました。この中で、トー・ラム書記長は、第13回党大会の決議で掲げた目標の達成と超過達成に向け、揺るぎなく前進していると強調しました。
今回の会議では、第14回党大会の準備に関する問題と経済・社会分野に関する問題の2つの大きなテーマについて集中的に討議・意見交換が行われています。
この会議は、全党・全人民・全軍が8月革命の勝利および建国80周年を祝った直後に開かれました。今年の最初の9か月間、経済・社会の各分野で指標は2024年同期を上回る成果を上げており、地方二層行政モデルも概ね円滑に機能しています。
幹部・人事は「極めて重要」
写真撮影:Thong Nhat |
トー・ラム書記長は、第14期党中央委員会の人事方針に関する結論180号(2025年7月25日付)に基づき、8月20日までに、すべての党組織が人事候補を推薦し、結果を人事小委員会に報告したと明らかにしました。これを受け、政治局は推薦結果を総合的に審査・評価し、規定に従って投票を実施しました。第14期中央検査委員会の候補者についても再任・新任を含めて投票を行いました。トー・ラム書記長は次のように語りました。
(テープ)
「この人事作業は“極めて重要”であり、“最も重要な要”です。第14回党大会の成功、さらには今後の国の発展を左右する決定的な要素となります。候補選定にあたっては、党および国家・民族の利益を最優先に考えなければなりません。人事選考の核心は、品格・能力・信頼・清廉性・実効性です。国家と民族の利益のために“考え、行動し、責任を負う”人物でなければならず、人民に寄り添い、人民を重んじ、人民のために働くことが求められます」
また、今回の大会に提出される文書の準備は、緻密かつ丁寧に進められており、過去5年間の総括と次の5年間の目標・課題を定めるだけでなく、21世紀半ばを見据えた戦略的思考と発展ビジョンを明確にすることを目指していると述べました。
総会で、トー・ラム書記長は代表者らに対し、5つの主要テーマについて意見を提出するよう求めました。それらは党の指導方法を引き続き刷新し、統治能力と戦闘力を高めること、国家機構をスリム化し、二層制地方行政の運営効率を向上させること、権限委譲と分権を推進すること、科学技術・イノベーション・デジタルトランスフォーメーションを主要な原動力とする新たな成長モデルを確立し、これを国家発展モデルの中心的要素と位置づけること、国有経済の主導的役割をより明確にし、民間経済の発展を経済の最も重要な原動力の一つとして位置づけることが含まれています。
経済・社会の「明るい色調」
トー・ラム書記長は、2025年の経済・社会状況について「明るい色調が主調となっている」と明らかにし、GDP成長率は8.1〜8.5%に達すると予測しました。2026年は新任期の初年であり、極めて重要な年になるとした上で、経済成長率を10%超、1人当たりのGDPを5400〜5500ドル、CPI上昇率を4.5%にするという高い目標を掲げました。
(テープ)
「この目標は厳しいが、必達のものです。党中央が大きな方向性を示し、国会および政府の党委員会が主導して、2026年および向こうの経済社会発展計画と国家予算案を完成させる必要があります。基本方針は、“安定・規律・加速・突破・持続可能性”です」
さらに、マクロ経済の安定維持、財政・金融政策の柔軟かつ調和的運用、投資・消費・輸出の3つの成長エンジンの促進、地域連携と質の高い都市化の推進、デジタルトランスフォーメーションとグリーントランスフォーメーションの加速、データを資源に、デジタル経済を原動力に、再生可能エネルギーと循環型経済を持続可能な柱にすることなど、6つの重点分野を提示しました。
トー・ラム書記長は最後に「人民は新たな信頼と期待を抱いている。党中央の責務は、その期待を現実に変え、方針を生活の流れへと具現化することだ」と強調しました。