*22日午前、ハノイで、第13期ベトナム国会第4回会議が開幕し、党と国家、国会、政府の指導者をはじめ、国会議員およそ500人が参加しました。 26日間にわたる今国会では、1992年憲法改正案や国会と国民評議会が任命した役人を対象とする信任投票に関する決議への意見聴取が行われるほか、汚職防止法改正案、雇用法案などが討議されます。また、経済社会発展状況や最高人民裁判所長官、最高人民検察院院長の報告についても討議が行われます。立法活動に関し、グエン・シン・フン国会議長は次のように語っています。(テープ)
「今国会では、弁護士法改正案、電力法改正案、関税管理法改正案、個人所得税法改正案、国家備蓄法案、協同組合法改正案、出版法改 正案、首都法案、汚職防止法改正案の9件の法案が検討、採択されるとともに、他の6件の法案に対する意見聴取が行われます。」
このように語ったフン議長はまた、第4回会議で、民族評議会をはじめ、各委員会の監視活動に関する報告が検討され、土地問題の行政処理をめぐり、国民の告訴、陳情の解決に関する政策、法律の実施の監視が行われるほか、質疑応答が行われるとともに、2013年における国会の監視活動に関する決議が承認されます。
*25日、ハノイで、第4回ASEM=アジア欧州会議の労働閣僚会合が開催されました。この会合は「雇用、社会福祉の確保、着実な発展に向けての鍵」をテー マにし、雇用と社会福祉の確保に関する経験の交換やASEM加盟諸国の労働市場についての討議が行われました。
開会式で、グエン・タン・ズン首相は次のように語っています。(テープ)
「今後、私たちは協力を効果的に進め、労働、社会福祉の確保に関する政策作成や法律整備に関する経験の交換、変動、試練への対応を強化する必要が あると思います。また、社会福祉の確保や安定的な雇用を着実に向けての成長モデルの転換、及びミレニアム目標の実施と連携させなければなりません。更に、 雇用と職業訓練、社会福祉の確保、労働安全衛生の確保との連携を目指すASEMの協力を促進し、その中で、女性、青年、身体障害者を優先対象と見做しま す。」
ズン首相はこのように語りました。
*ベトナムのチュオン・タン・サン国家主席の招きに応え、パナマのマルティネリ大統領夫妻は24日から27日にかけて、ベトナム公式訪問を行っています。25日、グエン・フーチョン共産党書記長、チュオン・タン・サン国家主席、グエン・タン・ズン首相、グエン・シン・フン国会議長らはそれぞれマルティネリ大統領と会談、会見を行いました。双方は「この訪問が両国の多面的な協力関係の強化に寄与する」と強調し、経済、貿易、投資、観光を中心とする協力関係や両国国会、及び国民間の交流と経験の交換を促進することで一致しました。
これを機に、両国の指導者はベトナム政府とパナマ政府との文化協定、両国外務省間の協議体制の設立に関する覚書の調印式に立ち会いました。
*25日、ハノイで、行われた外務省の定例記者会見で、ルオン・タイン・ギー報道官はインドネシアがCOC=南シナ海行動規範草案を提出したことに関し、次のように語りました。「ASEAN=東南アジア諸国連合はCOCの作成を目指し、ASEANと中国との協議を進めています。これまで、ASEANはCOCの完備に向 け、基本的な資料の作成を完了し、去る7月に行われたASEAN外相会議で採択されました。先ごろ、インドネシアはCOCの具体的な内容を提示しました が、ASEAN諸国はこれについて討議します。ASEANと中国がCOCに関する正式な協議を早期に開始し、地域、中でもベトナム東部海域いわゆる南シナ 海の平和、安定、協力、発展に寄与するよう希望します。」ギー報道官はこのように語りました。
*23日午前、ハノイで、ベトナム査察機関は「汚職防止対策における社会の役割」と題する拡大協議会を行いました。席上、出席者は幹部、公務員の収入監視や国民、報道機関の監視の強化、経営政策の規定の明確化など、汚職防止対策における社会の役割の発揮を目指す様々な意見を提出しました。