クアンニン省、バイ・トゥ・ロン湾の観光潜在力の活用に注力
(VOVWORLD) - ハロン湾は大規模な投資がすすみ、多くの観光客に知られた観光地である一方、バイ・トゥ・ロン湾、とりわけバイ・トゥ・ロン国立公園は、人間の影響を受けず、手つかずの美しさがいまも残されています。
このほど、東北部クアンニン省は、バイ・トゥ・ロン湾で新たな観光旅行を開発し、地域内における魅力的な海洋観光の中心地となることが期待されています。
ハロン湾は大規模な投資がすすみ、多くの観光客に知られた観光地である一方、バイ・トゥ・ロン湾、とりわけバイ・トゥ・ロン国立公園は、人間の影響を受けず、手つかずの美しさがいまも残されています。これは、エコツーリズムや自然保護を組み合わせた体験型観光ツアーの発展に十分な条件となっています。
今年3月末には、バイ・トゥ・ロン湾に3つの新しい観光ルートが開設されました。例えば、『アオティエン港・テイホイ島・メオマイマン島・バンセン島・ニャチョ洞窟』を巡るルートや、『アオティエン港・ファットコ洞窟・真珠養殖場・ラオボン排水口・ドゥア島・ミンチャウ島』といった観光ルートがあります。
クアンニン省の文化スポーツ観光局のグエン・ラム・グエン副局長は、「クアンニン省がバイ・トゥ・ロン湾で海洋観光ルートを開発することを決定したことにより、国内外の観光客に対する選択肢が増えることになる」と強調し、次のように語りました。
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「バイ・トゥ・ロン湾での観光活動の展開は非常に重要です。なぜなら、最近、バンドン島地域に、数百室を持つホテル群や宿泊施設が整備されたからです。今年の7月と8月には、1000室を有する宿泊施設が稼働する見込みです。これはクアンニンを訪れる際に観光客の滞在時間を延ばすための重要な要素となります」
2024年、クアンニン省は、バイ・トゥ・ロン湾の潜在力を効果的に活用するため、10の新たな観光ルートと、バイ・トゥ・ロン・ハロン湾を結ぶ3つの観光ルートを発表しました。バンドン県人民委員会のダオ・バン・ブ副委員長は、「これらの要素は、投資家が持続可能な観光開発に注力するよう促す上で、魅力的な材料となっている」と評価し、次のように語りました。
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「企業がバイ・トゥ・ロン湾の観光ルートの運営に早期に着手してもらえるものと期待しています。また、私たちは、各省庁や部門をはじめ、ハロン観光船協会と緊密に連携して、ハロン湾とバイ・トゥ・ロン湾ルートの船舶の運行に取り組んでいます」
既存の潜在力と大規模な投資に恵まれたバイ・トゥ・ロン湾は、地域内で魅力的な海洋観光の目的地の一つになる可能性があると評価されています。特に、新たな観光ルートの整備とインフラの充実が進めば、バイ・トゥ・ロン湾は観光客を引き寄せるだけでなく、クアンニン省の観光経済をけん引する重要な原動力となるでしょう。