(VOVWORLD) - ベトナム全国各地で「2025年住宅環境改善運動」が本格始動しました。このプロジェクトは、仮設住宅や老朽化した住宅に住む貧困層の生活改善を目指すものです。
北部フンイエン省では2024年12月31日、「2025年住宅環境改善運動」の開始式が行われた。(hungyen.gov.vn撮影) |
北部フンイエン省では2024年12月31日、運動の開始式が行われ、省内外の組織や個人から多くの支援表明が寄せられました。同省は2021年~2025年までの貧困削減計画の一環として、この運動を推進していく方針です。
同日、北部バクザン省でも「温もりある住まいづくり」をスローガンに、住宅改善計画が発表されました。貧困世帯や生活困窮者向けの住宅修繕・建て替えを2025年11月までに完了させる意欲的な目標を掲げています。
ホーチミン市カンザー県では、住宅建設の起工式が開催された。 |
ホーチミン市カンザー県では、住宅建設の起工式が開催されました。市祖国戦線委員会のゴー・タイン・ソン副委員長は次のように語りました。
(テープ)
「この全国的な住宅改善運動を受け、市内の祖国戦線組織をはじめ、関連団体や金融機関に支援を呼びかけました。その結果、多くの機関から前向きな反応を得ています」
マン委員長 |
2024年12月30日には南部ソクチャン省でオンライン会議が開かれ、住宅環境改善運動の展開について話し合われました。同省党委員会のラム・ヴァン・マン委員長は次のように語りました。
(テープ)
「省内のすべての行政単位が一丸となって、2025年9月末までに目標の8452戸の住宅整備を完遂しなければなりません。この数字は単なる目標ではなく、必ず達成すべき約束として捉えています」
この運動は単なる住宅整備にとどまらず、貧困層の生活基盤を確立し、持続可能な形で貧困削減を実現する重要な取り組みとして位置付けられています。