(VOVWORLD) - 今週、全国の多くの地方でクリスマスを迎える様々な活動が賑やかで温かい雰囲気の中で行われました。これは人々にとって、愛を分かち合う機会でもありました。
クリスマスを機に、政府と各地方の指導者は宗教施設を訪れ、祝福の言葉を述べました。グエン・ホア・ビン常任副首相は、ハノイ大司教区やベトナム北部プロテスタント教会、ベトナムカトリック団結委員会を訪問しました。ビン副首相は、「ベトナムの党と国家が信者の生活水準の向上に関心を持ち、それを望んでいる」と強調しました。
ホーチミン市大司教区で、ベトナム祖国戦線中央委員会のド・ヴァン・チエン議長は、ベトナム司教協議会議長を務めるグエン・ナン大司教およびカトリック教の聖職者と信者を訪問し、祝意を表しました。
チエン議長は、ホーチミン市大司教区を中心に、カトリック教の聖職者と信者が、党、全軍、全国民と協力して、2024年の社会経済目標を達成するために多大な貢献を果たしたことを高く評価しました。また、チエン議長は、今後もカトリック教が国の発展事業に積極的な支援と協力を続けていくことへの期待を表明し、次のように語りました。
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「今後、大司教や聖職者、信者の皆様が、『神を敬い、祖国を愛する』という方針を堅持し、全党、全軍、全国民と協力して、さらに多くの成果を収めるために尽力されることを願っています」
今週、北部バクニン省、中部クアンビン省、南部ビンロン省、カントー市、中部高原地帯テイグエン地方ダクラク省の指導者らは、神父、修道者、牧師、カトリック信者の元を訪れました。
こうした中、クリスマスの雰囲気が至る所に広がっています。ハノイでは、教会がクリスマスツリー、キリスト降誕の再現模型、キリスト像、ライト、旗などで華やかに装飾され、多くの市民や観光客がチェックインや写真撮影に訪れ、美しい思い出を残しています。
中部トゥアティエン・フエ省では、フエ大司教区の各教区でボランティア活動が行われています。善心(ティエンタム)グループのメンバーであるグエン・ティ・フォン・リエンさんは次のように話しています。
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「今年のクリスマスに、我がグループは週に2回食事を無料で提供しています。また、貧しい人々や身寄りのない高齢者を訪れ、プレゼントを贈る活動も行っています」
中部高原地帯テイグエン地方のダクラク省では、カトリック信者の居住地がお祭りムードに包まれています。ブオンマトート市、クーエブル村第2区の区長であるチャン・チョン・カインさんは次のように語っています。
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「毎年の伝統として、私たちはイエス降誕の情景を再現したミニチュア模型を作ったり、村の通りを飾り付けたりして、クリスマスの景観を美しくしています。その目的は、神を讃え、カトリック信者の方々やあらゆる地域の人々との団結の精神を育むことにあります」
宗教的な意味を超えて、クリスマスは全ての人々のための共通の祝祭となっています。