5月4日からの一週間の主な国際ニュース

*先週、、ロシアで第2次世界大戦でのナチス・ドイツに対する戦勝70周年を記念して大規模な軍事パレードが行われ、プーチン大統領をはじめ、ベトナム、中国、インドなど、27カ国の元首や国際組織の指導者、復員軍人ら多数が参列しました。

首 都モスクワの中心部「赤の広場」では、毎年5月9日に第2次世界大戦でのナチス・ドイツに対する勝利を記念する軍事パレードが行われていて、戦後70年の ことしはこれまでで最大規模の兵士1万6000人が参加する一方、複数の最新型軍事設備や戦闘機、ヘリコプターが動員されました。パレードにはアゼルバ イジャン、アルメニア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、インド、モンゴル、中国、セルビア軍兵士も参加しています。

*イギリスの総選挙は開票の結果、与党、保守党が単独で過半数の議席を獲得して勝利し、キャメロン首相が続投することになります。先週、投票が行われたイギリスの総選挙は、すべての開票作業が終わり、議会下院の650議席のうちキャメロン首相率いる与党、保守党が単独で過半数の331議席を獲得し、勝利しました。キャメロン首相は8日午後、エリザベス女王のいるバッキンガム宮殿を訪れて新政権を率いる意向を伝え、2期目の政権を担うことになりました。

*ドイツのメルケル首相は先週、第2次世界大戦後70周年に合わせてロシアの首都モスクワを訪問し、プーチン大統領と会談しました。メルケル首相は「ロシアとドイツの関係は困難な局面にあるが、私にとってこの機会に戦没者を追悼することは重要だった」と語る一方で、ロシアによるクリミア編入は違法との見方を改めて表明しました。これに対してプーチン大統領は、EU欧州連合による対ロ制裁を批判。

*ネパール警察当局は、大地震による国内の死者が8019人になったと明らかにしました。近隣国と合わせ、死者数は8100人を超えています。負傷者は1万7871人で、全半壊した建物数は約57万戸で、余震などによるさらなる建物倒壊が懸念されており、政府当局は激しく損壊した建物の解体を進める方針です。

*先週、イギリスのロイター通信は「日本とフィリピンが今月にベトナム東部海域、いわゆる南シナ海の領土問題が存在する海域付近で初めての合同軍事演習を実施する」と伝えました。日本フィリピン両国は1月に安全協力強化の合意文書に署名しました。演習は今月12日に行われるとみられます。日本の戦艦1隻、フィリピンの海軍護衛艦1隻が参加予定です。


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