プーチン氏が大統領選で勝利

(VOVWORLD) -任期満了に伴うロシア大統領選は、17日開票され、現職のウラジーミル・プーチン大統領(71)が8割を超える得票率で通算5期目の当選が確実となり、勝利宣言しました。
プーチン氏が大統領選で勝利 - ảnh 1(写真:ロイター)

新たな任期は2030年までの6年間です。首相時代を含め30年に及ぶ統治は、旧ソ連の独裁者スターリンの29年を超えることになります。ウクライナとの軍事衝突や欧米への対決姿勢に国民の支持を得たとして従来路線を強化するとみられます。

中央選挙管理委員会の集計によりますと、開票率98%の時点で、プーチン氏の得票率は87・3%。ロシア共産党のニコライ・ハリトノフ氏(75)、政党「新しい人々」のウラジスラフ・ダワンコフ氏(40)、極右・ロシア自由民主党のレオニード・スルツキー氏(56)に大差をつけました。

投票率は18日午前5時半(日本時間午前11時半)現在の集計で74・2%。2018年の前回(67・5%)を上回りました。得票率も前回(76・7%)を超えていました。得票率と投票率は、プーチン氏が初めて大統領に就任した2000年以降の大統領選で、最も高くなる可能性があります。

ロシアは20年の憲法改正で、大統領の上限任期を通算2期と定める一方、現職と大統領経験者の通算任期数を適用外としました。これにより、今回大統領選でプーチン氏の出馬が可能になりました。プーチン氏は36年、83歳まで続投できます。大統領就任式は5月7日に行われるとしています。

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